2月1日に発表されたスタンダードノートPCの最新モデル
薄くて軽く、そして頑丈! Ryzen搭載の13.3型ノートPC<LAVIE N13>は上質な使い心地が味わえるモデルだ
NECパーソナルコンピュータが2月1日に発表した<LAVIE N13>は、CPUにモバイル向けRyzen 5000シリーズを搭載する13.3型ノートPCだ。さっそく試用する機会を得たので、その使い心地をチェックしたい。
軽くて頑丈、15時間を超えるバッテリー駆動時間
<LAVIE N13>の店頭販売モデルのラインアップは、<N1375/DA>シリーズ、<N1355/DA>シリーズ、<N1335/DA>シリーズの3モデル。それぞれ、Ryzen 7 5700U、Ryzen 5 5500U、Ryzen 3 5300Uを搭載している。
本体サイズは約幅307×奥行216×高さ17.9mmで、<N1375/DA>シリーズ、<N1355/DA>シリーズの重量は約1021g、<N1335/DA>シリーズは約970g。軽量で薄型、そしてMIL規格に準拠した堅牢性が特徴だ。気軽に、かつ安全に持ち運びができるのはうれしい。
カラーバリエーションは「ネイビーブルー」と「メタリックライトブルー」の2色展開。本稿で試用しているメタリックライトブルーは、金属調の光沢を持つ清涼感のある淡いブルーだ。うっすらと細かな粒子のきらめきが浮かび上がるマットな塗装は、NECパーソナルコンピュータの得意分野。表面は非常に滑らかで、塗装のムラや揺らぎのなさが、上質感を演出してくれる。
ディスプレーは、<LAVIE N12>と比べて輝度を約1.6倍アップさせたという高輝度のノングレア液晶パネルを搭載。色味はナチュラルで、特定の色味が強調されすぎているということはなく、視認性が高いと感じる。
画面上部には、「Windows Hello対応顔認証機能」を採用したウェブカメラを搭載。顔をウェブカメラに向けるだけで、パスワード入力なしでサインインができるというものだ。面倒なパスワード入力を省けるほか、パスワードの漏洩を防ぐ効果がある。
最大の特徴は、約15.8時間のバッテリー寿命を実現していることだ(Ryzen 3 5300Uモデルは最大10.5時間)。
この15.8時間をもう少し考えてみよう。大学の授業を5コマ取っている場合、90分×5=450分で、7.5時間となる。そのすべてがリモート授業だったとしても、フル充電状態なら、2日分を大きく超えてまかなえる。
社会人に当てはめると、9時に始業して18時に終業する場合、休憩の1時間を加味して、労働時間は8時間になる。PCを使わない時間もあると考えれば、この場合は、およそ2日でちょうど使い切るかどうかというラインになる。充電さえきちんとしておけば、授業や労働にすっかり浸透した感のあるリモートというスタイルにおいても、バッテリー切れの心配なく使えるのではないだろうか。
Ryzen 3 5300Uを搭載する<N1335/DA>に関しては、最大10.5時間と、ほかの2モデルよりやや駆動時間が落ちるが、バッテリー駆動時間の長さは<LAVIE N13>を選ぶメリットでもある。