セブン-イレブン・ジャパンは1月28日、非接触・空中ディスプレー技術を採用したキャッシュレスセルフレジ「デジPOS」の実証実験を、都内のセブン-イレブン6店舗にて、2月1日より順次開始すると発表した。
空中ディスプレーは、空中に浮かんだ映像を手で触れることなく、タッチパネルを操作可能なディスプレーのことで、ディスプレイ、光学素子(空中ディスプレイプレート)、センサーの各モジュールで構成されている。
一般的に空中ディスプレーは、ホテルやオフィス等の受付機、デジタルサイネージなどを中心に展開されているが、POSレジに採用した実証実験は世界初としている。今回の技術により、レジ画面を空中に結像し、空中に浮かんだ映像をタッチパネルと同様に操作できるようになる。本技術は、セブン-イレブン・ジャパンのほか、東芝テック、アスカネット、神田工業、三井化学、三井物産プラスチックが共同で開発したもの。
デジPOSの決済手段は、nanaco、交通系電子マネー、iD、QUICPay+、楽天Edy、クレジット・デビットカード、バーコード決済、Apple Pay。酒、たばこ、切手・ハガキ・印紙、宅急便、公共料金等収納代行、インターネット代金収納、店舗留め置き、金券、各種電子マネーチャージは利用不可。
同社は、新たな買物体験を通じて、レジカウンターの省スペース化による販売チャンスの創出や、完全非接触による安全・安心の提供を目的に検証を進める。