AIカメラ「S+ Camera」シリーズを試せる

ソラコム、AIカメラ開発のトライアル機能に17種類の汎用アルゴリズムを追加

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S+ Cameraトライアル機能

 ソラコムは1月31日、AIカメラ「S+ Camera(サープラスカメラ)」シリーズで、遠隔でAIカメラの操作を試せる「トライアル機能」をバージョンアップした。従来から提供していた2種類に加えて、17種類の汎用的なAIアルゴリズムをインストールして試せる。

S+ Camera Basic、2021年12月新登場のS+ Camera Design、防水のS+ Camera WP(Water Proof)

 S+ Cameraは、SORACOMのIoTに関するノウハウを活かしたAIカメラで、Linuxベースの小型コンピューターとセルラー通信(LTE)を搭載し、取り付けて電源をいれればすぐに使い始められる。カメラに自作のAIアルゴリズムをリモートインストールできる点が特長。

 商業施設の混雑度チェック、街中の交通量調査、駐車場の管理などの用途に最適化したAIソリューションを利用するには、AIアルゴリズムの開発が必要となるが、すでにあるAIアルゴリズムをベースにカスタマイズすることで、短期間、少ない開発工程でAIソリューション活用を始めることも可能としている。

 トライアル機能では、AIカメラの購入前に、自分のパソコンからリモートに設置されたS+ Camera Basicの実機にアクセスし、実際の開発や操作の流れを体験できる。

 今回、AI Dynamics Japanとの協業により、インストールを試せるAIアルゴリズムの種類が大幅に増加。通行人カウント、滞在時間の計測、車や人の物体検出、OCRによるナンバー検知など17個の汎用的なアルゴリズムを試せる。

 なお、トライアル機能はAIカメラを持っていないユーザーも無料で利用可能。事前申し込みは不要で、SORACOMユーザーコンソールから利用できる。

トライアル機能はSORACOMユーザーコンソールから利用できる

■トライアル機能で利用できるアルゴリズム
Congestion Monitor(滞在人数カウント)
Customer Attributes(顧客属性判定)
Area Alert(禁止エリア侵入検知アラート)
Mask Classification(マスク未着用者検知アラート)
Number Plate Detection(ナンバープレート OCR)
Vehicle Counter(駐車場台数カウント)
Cardboard Counter(段ボール検知)
Helmet Alert(ヘルメット検知)
QR Code Reader(QR コード知)
Facial Expression(表情分類)
Vehicle Alert(乗り物の物体検知+アラート)
Cat Alert(猫の物体検知+アラート)
Dog Alert(犬の物体検知+アラート)
People Alert(人の物体検知+アラート)
Truck Alert(トラックの物体検知+アラート)
Smartphone Alert(スマートフォンの物体検知+アラート)
Ramen Type Classifier(ラーメン種別推定)

 上記のアルゴリズムは、AI Dynamics Japanが提供。これらのAIアルゴリズムを含む「Package20」は、S+ Cameraの専用コンソール内「S+ AIマーケット」にて9800円で販売する。

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