普段作業は超快適、軽いゲームプレイや写真・動画編集も視野に
テレワークや事務作業するノートPCとしてイチオシ! 大画面17.3型でCore i7&GTX 1650搭載と高性能な「mouse K7」が14万円台と高コスパ
dGPUの重要性を再確認したベンチマーク結果に
ここからは、実際にベンチマークやアプリケーションを実行して、mouse K7の持つポテンシャルを探っていくことにしよう。
最初のベンチマークは、CPUのマルチスレッド性能とシングルスレッド性能を3DCGのレンダリング速度で測る定番ベンチマーク「CINEBENCH R20」と「CINEBENCH R23」でmouse K7の演算性能をチェックした。なお、ここではmouse K7で切り替えられる3つの動作モードがCPU性能にどのような影響を与えるのか確認するため、パフォーマンス、バランス、静音のそれぞれでベンチマークを行ない、結果を比較している。
基本の動作モードであるバランスでの結果は、CINEBENCH R20がマルチスコア4298pts、シングルスコア585pts。CINEBENCH R23がマルチスコア10375pts、シングルスコア1519ptsだった。
そして各動作モードを比較すると興味深い点として、動作モードを変更してもシングルスレッド性能にはほとんど影響しないということが挙げられる。マルチスレッド実行時のようなCPU全体のパワーが必要なときにだけPowerLimitにかかり、性能差として表れているようだ。つまり普段使いの範疇であれば静音で使ってもパフォーマンス低下を起こさずに、静かに運用できるということかもしれない。
続いてPC全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.1.2532)の結果をみていこう。総合スコアは6113で、その内訳は、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が9681。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が8652。写真編集や動画編集などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が7402という結果になった。
いずれも十分高いとされるスコアで、普段使いから在宅ワーク、クリエイティブ系の作業などで快適な動作が期待できる。なお、DCCはGPU性能への依存度が高いベンチマークだが、参考までに強力な内蔵GPUを持つAMDのモバイル向け最上位APU「Ryzen 9 5900HX」でのDCCスコアが約7100だった。エントリー向けのGTX 1650だが、それでも最上位APUの上をいくスコアを叩き出せていることが確認できた。
3Dグラフィックス性能を測る定番ベンチマーク「3DMark」(Ver.2.21.7334)では、DirectX 11のテスト「Fire Strike」とDirectX 12のテスト「Time Spy」を実施した。また「Time Spy」では実行時のレンダリングGPUを選択できるので、参考としてCore i7-11800H内蔵のインテル UHD グラフィックスを用いた場合のベンチマーク結果も併載している。
結果はFire Strikeが9319、Time Spyが3884、内蔵GPUのTime Spyが791だった。とくにGTX 1650と内蔵GPUのスコア差は約5倍ととても大きく、エントリー向けとはいえdGPUと内蔵GPUの性能差を改めて確認することとなった。
次に、「CrystalDiskMark 8.0.4」を用いて内蔵ストレージの速度を計測した。mouse K7は標準構成で容量512GBのM.2 NVMe SSDを搭載しており、「CrystalDiskInfo 8.12.7」で確認したところ、試用機にはWestern Digitalの「PC SN530 NVMe SSD」が搭載されていた。PCI Express Gen3 x4接続のSSDだ。
テスト結果はシーケンシャルリードが2488MB/秒、シーケンシャルライトが1789MB/秒というもので、PCI Express Gen3接続のM.2 NVMe SSDとしては標準的な性能になる。Windowsやアプリケーションの起動、ゲームのローディングなどで不満を覚えることもほぼないだろう。
512GBという容量は、大容量のゲームのインストールや写真・動画のデータの保存を考えなければ必要十分といえるが、注文時の構成カスタマイズで、より大容量のM.2 NVMe SSDへ換装することも可能だ。
dGPUとして搭載されているGTX 1650について、クリエイティブ系のアプリケーション性能、とくにここでは動画エンコード性能のテストを実施してみた。「Adobe Media Encoder 2022」を用い、ゲーム画面をキャプチャーした5分間の4K/60p動画を、VBR 1Pass 40MbpsのH.265およびH.264の4K60p動画へエンコードするのにかかった時間を計測している。今回はCPUエンコードとGPUエンコード(NVENC)でそれぞれエンコードを実行し、比較を行なった。
mouse K7のCPU、Core i7-11800Hは8コア/16スレッドと動画エンコードも得意なマルチコアCPUではあるものの、それでもやはり専用ハードウェアを用いるGPUエンコードには敵わず、結果としてはエンコード時間に約3~5倍ほどの差が生じることを確認できた。GPUエンコードであれば動画の再生時間よりも短い時間でエンコードを完了できている。
最後に、ゲーム系のベンチマークとして定番の「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」でパフォーマンス計測を行なった。解像度は1920×1080ドット、画質設定はプリセットから「高品質(ノートPC)」および「標準品質(ノートPC)」を選択してベンチマークを実施している。
結果は、高品質(ノートPC)で「とても快適」の評価、標準品質(ノートPC)では「非常に快適」の評価が得られた。フレームレートに目を向けると、いずれも平均フレームレートが60fpsを大幅に超えているため、快適にプレイすることができそうだ。
在宅ワークや軽めのゲームを快適にこなせるバランスに優れた製品
以上の検証結果から、mouse K7は余裕のあるCPUパフォーマンスを備え、そしてエントリー向けGPUながらGTX 1650を搭載する恩恵が想像以上に大きいということがうかがえた。mouse K7はゲーミング向けを謳う製品ではないものの、ゲームのグラフィック設定を落とせば、多くの人気ゲームを平均60fps以上のフレームレートで快適にプレイすることができそうだ。
17.3型という通常よりも迫力の増したディスプレーを搭載していることも相まって、仕事半分、ゲーム半分といった用途のためにmouse K7を選択することも十分アリではないだろうか。
大きなディスプレーによる快適性、要所を押さえたパフォーマンス、そして15万3780円から(2月2日10時59分まではセール価格の14万8280円から)という絶妙な価格。在宅向けの据え置きノートパソコンとして、mouse K7は高いバランスでまとめられた1台といえるだろう。
(提供:マウスコンピューター)
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