ASCII編集部のスタッフと言えば、デジタルガジェット大好きで普段から収入の多くをPCやスマホ、デジカメなどに費やしているというイメージを持たれがちだが(もちろんそういう人間はすごく多い!)、「若者のPC離れ」なんて言葉もあるように、新人スタッフの場合は皆が皆強い興味を持っているということは必ずしもない。
新人スタッフのOもそんな1人。ASCII.jpの日々の記事制作や各種業務など、「仕事でパソコンを操作する」という範囲ではもちろん普通に使いこなすのだが、今の時点ではPCそのものには大きな興味はない模様。各社のノートPCについて、あーだこーだと話をする部員を前に「どれでも同じようなものでしょ」という感じなのだ。というわけで、今回はファーウェイの最新フラグシップモデル「HUAWEI Matebook X Pro 2021」を試してもらった。
このHUAWEI Matebook X Pro 2021は、ほぼA4サイズのフットプリントにタッチ対応の13.9型液晶を搭載。そのディスプレーは3:2の縦横比で3000×2000という高解像度となっている。写真からもわかるように狭額縁で画面占有率は約91%に達している。
基本性能も高く、CPUはCore i7-1165G7で16GBメモリーとPCIe接続の1TB SSDの組み合わせ。本体左側面の2つのUSB Type-C端子はともに充電/DisplayPort出力/高速データ転送に対応。それでいて、右側面にはType-AのUSB端子も用意されているので、既存のUSB機器を変換コネクター無しで接続できるのがうれしい。
このような高性能ノートにも関わらず、厚みは約14.6mm、重量は約1.33kg。バッテリーはJEITA 2.0基準で約13.7時間持つので、1日の仕事もほぼこなせるだろう。
新人スタッフOの意見としては、業務用に支給されているノートPC(13.3型フルHD液晶)と本体がほぼ同サイズなのに画面の領域がずっと大きいことがとにかく便利に感じたよう。Windowsは150%表示の状態で操作してもらったので、「表示もそうだけど、字(フォント)がキレイ」ということに驚いていた。また、「縦方向に広いから操作しやすい」とも言っていた。
もう1つ音の良さも気に入ったポイント。本機にはパワフルなクアッドスピーカーを搭載。ウェブ会議や映像を楽しむのもよさそうとのこと。もちろん基本性能も高いマシンなので(支給されているマシンも第8世代Core搭載で性能は決して低くないのだが)、どんな作業をしてもスムーズかつ快適で普段のPCとは違うということが大きな発見だったようだ。
一方で、価格(27万4780円)を聞くと……。とは言え、「同じモバイルPCの中には価格はやや高額でもそれだけの価値がある高性能・高品質なマシンがある」ということは理解できたらしい。これを契機にPCへの興味がさらに高まることに期待したい。
「HUAWEI MateBook X Pro 2021」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 13.9型LTPS液晶 |
タッチ対応 | ○ |
画面解像度 | 3000×2000ドット |
CPU | Core i7-1165G7 (4コア/8スレッド) (2.8GHz、最大4.7GHz) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリー | 16GB(LPDDR4x) |
ストレージ | 1TB SSD(PCIe接続) |
サイズ | 約304×217×14.6mm |
質量 | 約1.33kg |
端子 | USB Type-C×2(充電/画面出力/40Gbps転送対応) USB Type-A×1、ヘッドホン端子 |
通信機能 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
ウェブカメラ | HD解像度(720p) |
バッテリー | 約13.7時間(JEITA 2.0基準) |
カラバリ | エメラルドグリーン |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
価格 | 27万4780円 |
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