アルマイト処理を施したアルミニウム製の大型ヒートスプレッダを採用
CORSAIRのDDR5-5200MHz駆動メモリー「DOMINATOR PLATINUM RGB」を試す! 安定動作で鮮やかなRGBも魅力
2021年12月23日 11時00分更新
DOMINATOR PLATINUM RGB DDR5のパフォーマンスをチェック
外観や特徴を確認したところで、実際の性能を確認しておこう。今回はCPUに「Core i9-12900K」を採用したパソコンに装着し、XMP適用時と非適用時のゲーミングパフォーマンスを比較してみた。
本来であればメモリー自体の性能を測るベンチマークも実行するべきなのだが、現在は「SiSoftware Sandra 20/21」などのベンチマークソフトが、第12世代Coreプロセッサー環境での計測に対応していないようで、あくまでゲーミング系の計測のみとなっている点にはご留意いただきたい。
ちなみにすでに軽く触れているが、DOMINATOR PLATINUM RGB DDR5はオーバークロックメモリーであり、DDR5-5200で動作させる場合はUEFI画面からXMP 3.0のプロファイルを適用しておく必要がある。設定方法はマザーボードごとに異なるが、簡単なので忘れずに設定しておこう。
前提を確認したところで、実際にXMP適用時と非適用時の影響を確認してみる。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果だ。解像度フルHD、フルスクリーン、最高品質の設定で、メモリーの動作クロックのみを変更してスコアを計測している。
メモリーの動作クロック上昇はゲームのフレームレート向上に寄与する場合が多いが、本ベンチマークでも動作クロックを上昇させることでスコアが上昇した。とくに高性能なCPUやGPUを使用している場合、メモリークロックの影響が大きくなりがちだ。非適用時の動作クロックも低くはないため劇的な差とはなっていないが、複数回の計測でも結果が逆転することはなかった。
続いて「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK」の結果だ。解像度フルHD、フルスクリーン、高品質の設定で、メモリーの動作クロックのみを変更してスコアを計測している。
こちらのテストでも、DDR5-5200動作時のスコアがDDR5-4800動作時よりも高くなっている。少しでもフレームレートを伸ばしたいのであれば、動作クロックの高いメモリーを使用することは無駄ではないはずだ。
第12世代Coreの性能を最大限に引き出せるDOMINATOR PLATINUM RGB DDR5
ここまで見てきたとおり、DOMINATOR PLATINUM RGB DDR5は最新規格の製品ながらしっかりとDDR5-5200で安定動作する、優秀なDDR5メモリーだ。実売価格は4万5100円前後とそれなりに値は張るものの、第12世代CoreプロセッサーやZ690マザーボードと組み合わせ、パソコンの性能を最大限に引き出したい人には特におすすめできる。
(提供:CORSAIR)