NTTドコモは、ドコモ回線の契約がなくなったあとも、ドコモのメールアドレスを継続して利用できるサービス「ドコモメール持ち運び」を12月16日に開始する。同じくKDDIも「auメール持ち運び」を20日に、ソフトバンクは現時点では開始時期は未定だが、同様に開始を予定している。
今回のサービスは、MNPで他キャリアに契約を移行した場合に「知人にも広く教えている“メアド”が使えなくなる」ことが、他キャリア、MVNOへの乗り換えの障壁になっているとして、総務省で議論が行なわれてきたことが背景にある。
ドコモ/auともに解約後31日以内に月330円の有料サービスとして「メール持ち運び」を申し込むことができ、それまで使ってきた「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@au.com」といったアドレスのメールをiOS標準のメールアプリのほか、IMAP対応アプリで送受信が可能としている(ドコモはahamo契約者は「ドコモメール」アプリ、auはAndroid用の「auメールアプリ」も利用可)。