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アイ・ティー・ワン、「角川映画祭」へデジタルコンテンツを比較できる展示システム「IT-One Quest」提供開始

2021年12月14日 11時30分更新

文● ASCII

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 アイ・ティー・ワンは、KADOKAWAが主催し、11月19日から開催されている「角川映画祭」へ、デジタル展示システム(以下:IT-One Quest)の提供を開始した。

 IT-One Questは、動画/静止画/テキスト(以下:デジタルコンテンツ)の比較研究のためのプラットフォームソリューションのひとつで、デジタルコンテンツを連動させることにより、コンテンツ同士の同時比較を可能にするシステム。

 今回、角川映画祭でのIT-One Questは、角川映画第一作「犬神家の一族」を題材として「読んでから見るか。見てから読むか。」をテーマに、メディアミックス戦略の原点となった作品を、実際に「映画撮影で使用された撮影台本」、「原作」、「撮影された映画のシーン」を連動比較して閲覧することが可能な展示を提供している。

 撮影台本には市川崑監督の様々な書き込みがあり、原作本と同時に表示して比較することで、映画制作にあたっての監督の狙いや制作過程における創作の深まりを読み取ることができるとしている。

 さらには、台本のページに連動した各シーンの動画が連動して表示されているだけでなく、撮影当時のスティール写真が連動して表示されることで、映画作成の背景についての考察も深めることができるという。

 なお、展示場所はところざわサクラタウン ダ・ヴィンチストア内で、展示期間は12月19日までとなる。

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