どちらもしっかりゲームをプレイできる性能ながら、それぞれ違う魅力がある2機種!
ゴリゴリにゲームするのに最高な「Alienware m15」とゲーム+テレワークにピッタリな「Dell G15」、15.6型ノートPCの魅力をそれぞれチェック (2/4)
2021年12月22日 11時00分更新
Alienware m15 Ryzen Edition R5をチェック
ゲーマーのために考えられた筐体デザイン、配色に注目
まずは、Alienware m15 Ryzen™ Edition R5からチェックしていこう。なお、今回試用したのは、GeForce RTX 3070、32GBメモリー、1TB SSDを搭載し、リフレッシュレート240HzのWQHDディスプレイの「Alienware m15 Ryzen™ Edition R5 プラチナ(大容量メモリー&SSD・RTX3070搭載)」となる。
Alienware m15 Ryzen™ Edition R5は、最近のAlienwareではおなじみとなってきたレジェンドデザインを、さらに進化させたレジェンドデザイン2.0を採用。加えて、純粋な幾何学のバランスと融和的な骨格ラインを取り入れたことで、よりカッコよく、スタイリッシュなボディーとなっている。
加えて、中面および、側面の1部などには、ほかの部分より若干濃い「ダークコア」と呼ばれるカラーを採用している。これは、キーボードなどの画面への映り込みを軽減し「できるだけゲームプレイ中に気が散らないようなデザインにしたい」という考えから採用した配色なのだという。
確かにキーボードや側面のポート、通気口などのカラーを統一してあるため、ゲームプレイ中に目の端に違う色が入って気になるということもなかった。こういった配慮に、Alienwareがゲーマーにとって最高の環境を提供するためにすごく細かい部分まで考えているというのがうかがえる。
そして、このスタイリッシュなボディーをよりゲーミングマシンらしくするのが、RGBライトだ。本機の場合は、背面、天板のロゴ、電源ボタン、キーボード部分にRGBライトを採用している。このライトは「Alienware Command Center」の「AlienFX」設定で、カラーや発光パターンのカスタマイズが可能。ゲームプレイ中に気分を盛り上げたいときはカラフルに、逆に集中したいときは単色にしたり、オフにしたりもできる。
Alienwareを検討している人は、パワフルな性能で高負荷なゲームもガッツリプレイしたいという人がほとんどのはず。そこで気になるのが、フルパワーを出す際に各パーツから発せられる熱だ。そのため、Alienware m15 Ryzen™ Edition R5では、「Alienware Cryo-Tech」と呼ばれる冷却機構を採用している。
4本の独立した銅製ヒートパイプを搭載するほか、CPU・GPUおよびファン アセンブリーに接触する銅製の表面を統合することで、コア コンポーネント全体から熱を素早く放散できる。加えて、デュアルファン設計により、上部と底面の吸気口から冷たい空気を吸い込み、側面と背面の排気口から熱い空気を排出し、コア コンポーネントを最適に冷却する。
このAlienware Cryo-Tech冷却テクノロジーにより、高負荷なゲームプレイ時も内部が熱くなりすぎてパフォーマンスが落ちたり、表面の熱が気になったりしてしまうこともなく、集中してプレイすることが可能になっているというわけだ。
さらに、「Alienware Command Center」からファンプロファイルを選択することで、フルパワーでゲームをプレイしたいときは「最高速」に設定し、それ以外のときは「バランス」に設定して静音性を優先するといった、ファンのパワーの調整もできる。
WQHD&240Hzモデルも選択可能
ゲームしやすい広いキーサイズも魅力
Alienware m15 Ryzen™ Edition R5の標準モデルのディスプレイは、フルHD解像度でリフレッシュレートは165Hzだが、試用したモデルはWQHD解像度でリフレッシュレート240Hzとなる。高解像度でプレイしたい、FPSなどのタイトルをノートでも高リフレッシュレートで遊びたいという人には、うれしい選択肢だろう。
とくにリフレッシュレート240Hzは、最近では多くなってきたもののまだまだハイエンド向けのゲーミングディスプレイに採用されている場合が多い。その選択肢をしっかりと用意するあたりは、さすがAlienwareといえるだろう。なお、WQHDモデルはWindows Helloに対応するIRカメラも搭載。セキュアーかつ素早くログインできるのも魅力だ。
キーボードはテンキーレスで、文字キーの幅を大きめに確保できているのが魅力。ゲームプレイでよく使う左シフトやctrl、スペースキーなどの幅も、しっかりと確保されている。さらに、Nキーロールオーバーやアンチゴーストテクノロジーをしっかり搭載しているため、存分に快適にゲームをプレイすることが可能だ。
インターフェースは、右側にUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、左側に有線LAN端子、ヘッドセット/マイク兼用ジャック、背面にUSB 3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI 2.1出力を備えている。背面に有線LANやHDMI出力を備えているため、右側に有線マウスを接続した際にもケーブルが絡まってゲームプレイに影響が出るなんてことも起こらない。
加えて、インテル Killer Wi-Fi 6モジュールを搭載しているため、対応のルーターを用意すれば、無線でも安定したネットワーク通信が可能だ。
Type-A端子を3基備えているので、有線のゲーミングデバイスや無線用のドングルを複数接続可能なのはうれしい。加えて、Gen2のType-AとType-Cも1基ずつあるので、外付けストレージに録画したゲームプレイなどを転送したい場合は、そちらに接続するといいだろう。