FCNTとエーザイは11月30日、脳の健康に資するソリューション開発を通じた認知症との共生と予防に向けた業務提携契約を締結したと発表した。
FCNTが開発・製造し、NTTドコモより2022年2月以降に発売予定の「らくらくスマートフォン F-52B」にて、エーザイのブレインパフォーマンス(脳の健康度)セルフチェックツール「のうKNOW」搭載。F-52Bのユーザーは、のうKNOWを年4回まで無償で利用できる。
のうKNOW(ノウノウ)は豪Cogstate Ltd.のアルゴリズムに基づきエーザイが開発したブレインパフォーマンスのセルフチェックツール。パソコン、タブレット端末またはスマホを用いた簡便なトランプテストで脳の反応速度や注意力、視覚学習および記憶力を評価する4つのテストを行なう(非医療機器)。
FCNTのシニア向けSNSサービス「らくらくコミュニティ」などを通じた会員サービス運営力と、エーザイが有する認知症領域のさまざまなデータに基づくノウハウを活かし、認知症予防に向けた健康課題の把握やリスク予測などに関わる利便性の高いソリューションを開発するとしている。また、両社で開発した新しいソリューションは、自社のみならず他産業・団体が持つ製品やサービスと組み合わせたソリューションパッケージとして企業や自治体等の法人向けに展開することを目指すという。