FCNTは12月9日、温泉・旅好きのシニア世代向けの旅番組メディア「らくらく湯旅TV」を11月18日に開設したと発表した。
らくらく湯旅TVでは、TVで見る旅番組のように、旅行に行く前の情報収集に役立つ「旅マエ」情報を掲載。観光地や宿で体験できることを、女将や経営者をはじめとしたさまざまな案内人からのメッセージ映像を通じて紹介する。ガイドブックやサイト上での紹介だけでは伝えきれないその地の魅力を、専任クルーによる現地取材を通して映像に凝縮し、発信していく。観光地や宿のお得なプランをはじめ、お土産、感染症対策、バリアフリー対策などの情報を、映像と記事でアピールし、シニアを中心とした人々と、温泉宿や観光地をつなげていく。
開設にともない、温泉・旅の情報メディア「らくらく湯旅」において、緊急事態宣言解除後のシニアの「旅行に関する意識アンケート調査」を11月22日~28日に実施した。
■緊急事態宣言が明けた現在、3ヵ月以内に旅行に行きたいシニアが約3割
新型コロナウイルス感染症の流行前から旅行習慣があった人のうち、1ヵ月以内に旅行に行きたいと回答した人は15%、2~3ヵ月以内では19%となり、合わせると34%が少なくとも3ヵ月以内には旅行に行きたい意向を示しているという。また6%が既に宣言明けに旅行をしていることがわかった。一方で、まだわからないと回答した人も25%存在した。
■シニアが旅行にかける1人あたりの予算は、4万円以上が4割
旅行予算として一人2~3万円と回答した人は半数に近い47%、4万円以上かけると回答した人も40%存在した。
■旅行の目的は「温泉」が最も人気。「自然とのふれあい」を挙げる人も
旅行の目的に「温泉」を挙げた人は最も多く68%で、「観光」についても55%と多かった。「自然とのふれあい」を挙げる人も「家族や友人と過ごす」以上に多い結果となった。
この調査で得られた結果も踏まえ、らくらく湯旅TVでは、観光地や宿に興味のある人々に現地の魅力や取り組みを伝え、安心して旅行に出かける人を増やすことを目指す。