京都大学・プラットフォーム学連続セミナーVol.5「医療の未来とプラットフォーム学」
「ICT技術と医療・健康の未来」を医療SaaS企業メドレー、ドラマ『コード・ブルー』プロデューサーらと共に議論する京都大学セミナーが開催(11月24日/参加無料)
2021年11月18日 19時00分更新
京都大学「社会を駆動するプラットフォーム学卓越大学院プログラム」では、「プラットフォーム学連続セミナー」と題して、一般の人も無料で参加できるオープンなオンラインセミナーを、プログラムの一環として毎月展開しており、2021年11月24日にその第5回が開催される。
プラットフォーム学とは、情報学と複数領域を連携させて新しい価値創造を目指す学問領域で、京都大学のプラットフォーム学卓越大学院は、プラットフォーム学を扱う世界初をうたう大学院だ。
【参照記事】
謎の学術「プラットフォーム学」を始める京都大学、求む「世界でかませる人」
第1回:スマート農業/第2回:災害レジリエンス/第3回:スマート漁業/第4回:林業・森林生態系保全を題材に京都大学の研究者と各界の識者が議論を重ねており、今回はSDGsゴールの3「すべての人に健康と福祉を」を見据えて、医療ビッグデータやICT技術の活用が、健康や医療の進歩へどのような前向きの影響を与えていくかをテーマにセミナーが開催される。
高速なデータ通信や、VR/ARなどの現実拡張技術、AI・データサイエンスなど、日進月歩で進展を見せ続けるこれらICT技術およびそれを活用した情報システムが、私たちの生活や行動様式、環境、そして私たちの価値観形成に対しても大きな影響を与えつつある現代。これら技術革新が総動員されることで未知なる可能性を獲得し得る研究分野・活用領域として「医療」や「健康・ヘルスケア」が挙げられることに違和感を持つ方はそう多くないだろう。
またテクノロジーの進歩に加えて、個々人の健康や生活習慣などに関する情報がビックデータとして活用できる現実が訪れつつある中で、医療の在り方が変わっていこうとする流れは、私たちが何を健康とするかの考え方や行動も変革していくであろうことが予見される。しかし極めて個人的なそれら医療データをいかに集約・蓄積しながら利活用していくかについては、倫理的にもプラットフォーム的にも議論の余地が常にあることは否めない。
今回のセミナーでは医療技術×ICT技術や情報学の最前線について第一線で活躍されている企業担当者や研究者に動向を尋ねつつ、更にエンターテインメントとして医療を描いてきた人気医療ドラマのプロデューサーを招き、現実と描き得る未来とのギャップ(差異)や、その上で医療を躍進させるために乗り越えるべき社会課題などがテーマとして議論される予定だ。開催前日までに参加申し込みは必要となるが、無料で開催されるセミナーであり、是非ご参加いただきたい。
京都大学【プラットフォーム学連続セミナーVol.5】イベント詳細
・イベント名:医療の未来とプラットフォーム学 ~ICT技術で切り開く健康や福祉の未来~
・開催:2021年11月24日(木)16時45分 〜 18時45分
・主催:京都大学プラットフォーム学卓越大学院
・協力:京大オリジナル株式会社、株式会社角川アスキー総合研究所
・事前応募制/オンラインセミナー(Zoomウェビナー)
・お申し込みはこちらから
登壇者一覧