アールスリーインスティテュートは10月27日、業務に合ったkintoneのカスタマイズをノーコードで実現できるサービス「gusuku Customine」(グスク カスタマイン)に、エンタープライズ利用を想定したセキュリティー機能を新たに追加したと発表した。
昨今、kintoneによるDXを進める企業が多く、その中で内製化を考え、内製時のkintoneカスタマイズの切り札としてgusuku Customineを利用するケースも増えているという。そこで同社はエンタープライズセキュリティー機能を追加した。
gusuku Customine エンタープライズセキュリティー機能では、「gusuku Customineでカスタマイズできるアプリをユーザーによって制限する機能」、「ログイン時の多要素認証」、「IPアドレス制限」の3つの機能を順次追加していく。
カスタマイズできるアプリをユーザーによって制限する機能では、どのアプリをどのユーザーがカスタマイズできるかを、kintone内に「権限設定用アプリ」を作成して管理できるもの。
またこの機能では、「グループ設定アプリ」を作成することでユーザー個人ではなく、グループ単位で権限を設定することも可能としている。
ログイン時の多要素認証では、ログイン時にID・パスワードでの認証に加えて、TOTP(Time based One Time Password)での認証が行なえる。
さらにIPアドレス制限として、gusuku Customineを利用可能なIPアドレスを組織単位で設定でき、その組織配下に複数のkintoneドメインが紐ついている場合は、すべてで制限が有効となるという機能も提供される。
多要素認証とIPアドレス制限は準備ができ次第リリースとなる。
なお、本機能の利用に追加料金は発生しない。提供は11月から開始される予定とのこと。