超パワーなM1 Pro/M1 Max搭載のMacBook Pro登場 新型AirPodsも! 第13回
パワフルな音に生まれ変わった! 第3世代AirPods先行レポート
2021年10月26日 01時00分更新
エンターテインメント性に富むパワフルなサウンドに生まれ変わった
iPhone 13 Proにペアリングして、Apple Musicの楽曲を再生した。アップテンポなロック、ポップスやジャズはベースやバスドラムスのリズムなど低音域を固めるサウンドが力強くしなやかに響く。肉厚で立体的なボーカルは質感がきめ細かく、温かみにもあふれる。
チェリストのヨーヨー・マを中心とする弦楽三重奏、『バッハ:トリオ』の「トリオ・ソナタ 第6番 ト長調 BWV530 ~第3楽章:アレグロ」では弦楽器によるリッチなハーモニーにやさしく包み込まれるような心地よさに魅了された。余韻の階調感も濃厚で耳に馴染みがよい。
中高域の艶っぽさを特徴としている第2世代のAirPodsよりも全体のバランスが整って、様々なジャンルの楽曲再生が安定感を増している。AirPods Proは人工的な色づけのないフラットバランスでナチュラルなサウンドを特徴としているイヤホンだが、新しいAirPodsのサウンドは良い意味でエンターテインメント性がより充実した印象。楽しげな音楽再生に引き込まれてしまうのだ。
ダイナミック・ヘッドトラッキングに対応。空間オーディオ再生が楽しい
AirPods Pro/Maxに続いて、新しいAirPodsは空間オーディオに対応するコンテンツを再生した時に、頭の向きを変えてもコンテンツの中で再生される音があるべき場所に定位して聴こえる「ダイナミック・ヘッドトラッキング」に対応した。
Apple TV+の動画配信で公開されている人気の映画作品『グレイハウンド』から、物語の冒頭で繰り広げられる駆逐艦“グレイハウンド”とUボートの決戦シーンを観た。腹の底に響くような弾丸による爆撃音と、高い位置から冷たい波飛沫が大量に降りかかってくる緊迫感が、新しいAirPodsで聴くと実に充実している。役者のダイアローグ(セリフ)もまた重厚な効果音にかき消されることなく、ストレートに耳の奥まで伝わってくるようなインパクトの鋭さが感じられた。背後から回り込むように聴こえてくるサラウンド効果音も描き込みが緻密で、音が移動する様子もリアルに伝わってくる。
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