ベンチマーク結果で最大2倍以上の速度改善も
M1 MacにThunderbolt 3接続のディスプレーを接続すると外付けSSDの速度が向上するという噂は本当か?
Rosetta経由でベンチマークアプリを起動しても高速化!?
今回、M1 MacにTB3の外付けディスプレーを接続すると、外付けSSDの速度が速くなる、という件について検証したが、実はもうひとつネタがある。それは、ベンチマークアプリをRosetta経由で起動しても速度が速くなる、というものだ。
ちなみにRosettaとは、特定のアーキテクチャー(Intel)のプログラムコードを持つバイナリーを、別のアーキテクチャー(M1)に適宜変換することでバイナリーの互換性を維持するAppleの技術だ。
というわけで、こちらも検証してみた。検証には「Samsung Portable SSD X5 1TB」を利用し、M1 Macに直接接続した場合のみで検証。ベンチマークアプリはAmorphousDiskMark 3.1を利用し、「SEQ1M QD8」の結果のみを抜粋した。
結果はグラフのとおりで、読み込み速度はほとんど変化がなかったが、書き込み速度が2倍ほど高速となった。こちらについても理由は不明だが、確かにアクセス速度が速くなるのは間違いなさそうだ。
とはいえ、通常は常にRosetta経由でアプリを利用することはない。試してみるぐらいならいいかもしれないが、こちらについては実用度は高くないと言える。