このページの本文へ

クラウド型マニュアルにシフトし、生産性向上を目指す

まいばすけっとが紙マニュアル廃止へ、マニュアル共有システム「Teachme Biz」導入

2021年10月19日 19時30分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

まいばすけっと978店舗で紙マニュアル廃止へ

 スタディストは、10月21日より都市型小型食品スーパー「まいばすけっと」の全978店舗に順次、マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を導入すると発表した。

 まいばすけっとは、業務の徹底的なマニュアル化によりサービスの高品質化、効率化を実現、急拡大を支えてきた一方で、店舗数が増加するにつれて紙でのマニュアルの運用は、差し替えの手間や正確性に問題が発生するようになっていた。手順に変更が発生した際は即座に更新し、サービス品質や生産性のさらなる向上につなげることを目的として、Teachme Bizを導入することになった。

 Teachme Biz選定のポイントとして、ステップ構造の分かりやすさを挙げている。Teachme Bizは、ステップごとに区切られた手順で構成されたマニュアルを簡単に作成、共有することが可能。まいばすけっとの既存のマニュアルもステップ構造であることから、店舗スタッフなどの閲覧者に違和感を与えることなく浸透すると判断した。

 また、マニュアル作成のしやすさも選定の理由となっている。Teachme Bizでは、動画もアプリ内で簡単な編集が可能。動画は動作を伴う手順を伝えるには適しているものの、情報が流れていってしまうデメリットも存在する。Teachme Bizでは、指定の箇所で動画を一時停止させたり、注目ポイントにマークを付けたりといった編集が可能だ。

 まいばすけっとでは、2022年2月末までにTeachme Bizを全978店舗へ導入完了し、緊急時対応を除いたすべての紙マニュアルを廃止する。また、2022年3月以降は、商品部や店舗開発部、人事総務部などの本部スタッフにもTeachme Bizの活用を広げることで、全社的に業務の属人化を防止し、見える化、効率化を実現する予定としている。

カテゴリートップへ

ピックアップ