NTTドコモは、ドコモのMVNOとして格安SIMを提供する事業者2社とdアカウントやdポイントを活用するなどの連携に合意したと発表。今秋以降、ドコモショップでの新規契約が可能になるとしている。
同社は以前から、「ギガホ」などのドコモのフルサービスを「プレミア」、オンライン特化で中容量の「NEW」(「ahamo」としてサービス開始)とともに、小容量のサービスを「エコノミー」として位置付け、このエリアでは自社でサブブランドを展開するのではなく、MVNOと連携を進める方針を公表していた。
今回連携を発表したのはフリービット(トーンモバイル)とNTTコミュニケーションズ(OCN モバイル ONE)の2社で、それぞれ12月と10月21日からドコモでの取り扱いを開始する。具体的には、ドコモショップでの契約手続きやサポートのほか、dポイントの利用料金に応じた付与や通信料金の支払い、ユーザーページでのdアカウントでの認証などに対応する。なお、こうした連携をするMVNOをドコモでは「エコノミーMVNO」と呼称。2社以外とも連携に向けた協議を継続中としている。
なお、サービス自体はMVNOが提供することは変わらないので、プラン内容や料金、通信速度などはサービスごとに異なる。また、ドコモから契約を移行する場合はMNPを利用する(ドコモを解約する)必要がある。
エコノミーMVNOの1社であるNTTコミュニケーションズは、10月21日の取り扱い開始に合わせて、「500MBプラン」を追加する。この「500MBプラン」は月550円で、500MBの通信量のほか、最大10分相当(最大220円分)の無料通話分が付く。さらに「500MBプラン」を利用する60歳以上のユーザーについては、最大12ヵ月、500MBの通信量をプラス(実質月1GB)するキャンペーンを実施する。