2012年の登場から、ひたすら使いやすさと安心にこだわった「らくらくスマートフォン」。今年も新モデル「らくらくスマートフォン F-52B」がドコモから登場した。発売は2022年2月以降を予定している。
今回のらくらくスマートフォンは、見やすいUIやシンプルな操作性はそのままに、ディスプレーは5型へと大画面化、バッテリーも3400mAhへと大容量に、さらに5G(Sub 6)にも対応した。
スマホがいつも通り使えないというときには、新機能の「診断サポート」が便利。スマホの状態を診断して自動で修正してくれるのだ。さらに、動画や自宅訪問で使い方を教えてくれる「らくらくコンジェルジュ」も追加された。
カメラは2眼で、標準のほかにマクロレンズを搭載。至近距離に強くなったので、ご飯や花といった被写体にかなり近づいて撮れるようになっている。また、標準レンズも「AIシーン認識」で、被写体を捉えると自動で露出や彩度などを最適化してくれる。「らくらくAIベストショット」では、シャッター前後の画像からAIがオススメの写真を自動で保存してくれる。もし、写真に自信がなくてもAIがベストショットを選んでくれるので安心だ。
また、マイナンバー連携を見据えて、らくらくスマートフォン初となるホームボタン一体型の指紋センサーが搭載されたので、キャッシュレスアプリもサクっと起動させられる。市販のワイヤレスディスプレーアダプターを使えば、簡単にスマホの画面をテレビの大画面に映し出せる機能も追加された。
あんしん機能として、還付金詐欺対策や迷惑電話対策機能や、らくらく迷惑メール判定といった機能がこれまでも搭載されていたが、今回からはフィッシング詐欺警告機能を追加。フィッシング対策協議会が持つフィッシング詐欺URLリストを活用し、不審なサイトをユーザーに教えてくれるという。
FCNTのスマホらしく、泡ハンドソープで丸洗い、アルコール除菌のほか、マスクでこもった声を聞こえやすくしてくれる「マスク通話モード」も新搭載された。
かゆいところに手が届きまくりのらくらくスマートフォン。安心・安全・清潔なスマホとして注目を集めそうだ。