オートバックスの旗艦店舗「A PIT AUTOBACS SHINONOME」(ア ピット オートバック東雲/東京都江東区)は、テーマを設けた自動車オフ会「モーニングミーティング」を実施している。9月19日(日)開催された第22回のテーマは「メルセデス・ベンツ」。メルセデス・ベンツのオフ会というのはあまり聞かないので、どのような車種が集まり、そのオーナー様はどのような方々なのか興味を懐いたので伺ってみた。
日本で売れまくってるドイツ車
メルセデス・ベンツのオーナーが早朝に大集合
メルセデスは日本で最も輸入されているクルマ。その年間登録台数は「ドイツ御三家」の双頭であるBMWとアウディを足した数より多い。ゆえに街中でよく見かける白色やシルバーのセダン大集合と思っていたのだが……。
白いセダンの姿はほとんどなく、黒や紺といった濃色車の姿がズラリ。さらによく見ると、車種は見事なまでに二極化されていた。ひとつはスポーツカーブランドであるメルセデスAMG。そしてもう一つがW124に代表される旧車系。訪れる前まで想像していた「普通のメルセデス」の姿はほとんど見かけることはなかった。また、これは主催者側の配慮だと思うが、AMGは陽の当たる場所にズラリと展示され、旧車系は駐車場1階部分に集められていた。それでは、AMG系ゾーンの様子からご紹介したいと思う。
メルセデスAMGは陽キャでパリピ?
1967年、レース用自動車エンジンの設計会社として誕生したAMG。1999年にダイムラー・クライスラーに吸収され、現在はダイムラーのスポーツカーブランド、さらにはマイバッハと双極を成すメルセデスの最上位グレードとして位置づけられている。通常モデルとの違いは、きわめて強力なエンジンと強靭な足回りによりサーキットでのスポーツ走行に適合されているところ。つまりハードなクルマとして仕上げられている。
さて、どんなオーナーが乗られているのかと様子や話を伺うと、30代の方が中心の様子。だが、今までのオフ会と違う雰囲気。メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームの応援グッズを身につけられている方は少なく、ほとんどの方がオシャレなブランド服や高級腕時計を身に付けており、どこか社交界の印象。イマドキの言葉で表現するなら「陽キャ」で「パリピ」という言葉が相応しい方々で、とにかく陽気で気さくな方が多かった。話しかけやすい方が多かったということもあり、参加された方に「なぜAMGを選ばれたのか」と尋ねてみた。「硬派な走りが楽しい」「とにかく速い」という声も聞こえたが、「エクステリアが気に入った」「内装が好み」と答えられる方が多かった。その反面、「F1をはじめ、レースで活躍している」という声を耳にすることはなかった。