4つのファンで強力に冷却、薄くよりカッコよくなった本体にも注目
ゲーマーのための進化を遂げ続けるゲーミングノートPC最高峰の17.3型「New Alienware x17」は、筐体も性能もテクノロジーもスゴイ (5/5)
2021年09月29日 11時00分更新
続いて、「レインボーシックス シージ」のゲーム内ベンチマークをチェック。グラフィック設定を最高にし、フルHD、WQHD、4Kに変更しつつ計測した。なお、起動時にVulkanを選択している。結果は以下のとおり。
レインボーシックス シージは、フルHDであれば240fps以上でプレイできるほか、WQHDでも200fps前後、4Kで100fps以上で遊ぶことができる。また、今回はグラフィック設定を最高で計測しているが、細かく勝敗に関係ない設定を落としていけば、オプションでフルHD&360Hzのディスプレーを選択しても、存分に活かしてプレイできるだろう。
「Apex Legends」もみていこう。本作では、フルHD、WQHD、4Kに変更しつつ、射撃訓練場をぐるぐる回った際のフレームレートを「CapFrameX」で計測した。なお、テクスチャストリーミングの割り当ては最高(VRAM:6GB)にしている。結果は以下のとおり。
こちらもフルHDでは200fps以上で遊べるのに加え、WQHDでも160fps、4Kでも100fps弱で遊べるというのがわかった。フルHDであれば、設定を下げなくても200fps近くで遊べると考えると、十分な性能を持っているといえるだろう。
さらに、本機はGeForce RTX 3070を搭載しているので、レイトレーシングをオンにして遊べる「バイオハザード ヴィレッジ」も計測。こちらはグラフィック自動設定で「レイトレーシング」を選択して計測。結果は以下のとおりだ。
バイオハザード ヴィレッジでは、レイトレーシングをオンにしても、4Kで60fps以上で遊べるということがわかった。今後発売予定の高負荷なタイトルであっても、設定次第ではレイトレーシングをオンにしても快適にプレイできることは間違いないだろう。
ゲームプレイ中もしっかり冷却!
最後に、New Alienware x17の冷却性能をチェックしておこう。今回は、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」計測中のCPUとGPUの温度を、Alienware Command Centerで観察してみた。なお、Thermalモードは「パフォーマンス」にしてチェックしている。
結果は、CPUは70度弱で、GPUは70度~72度くらいで推移していた。CPUに関してはほとんどのシーンで60度台をキープしており、ごくまれに70度近くまで上がるといった様子だった。これにより、高負荷なタイトルをプレイしていても、ものすごくCPUやGPUの温度が上がることはなく、安心してゲームプレイに集中できるだろう。
なお、BIOSの「Thermal Control Circuit Offset」で設定すれば、最高温度の上限100℃から85℃まで設定できるため、GPUの性能をより発揮させたいときや、キーボード部の温度を下げたいときなどは、利用してみるといいだろう。
最高の筐体とパフォーマンスをその手に
New Alienware x17は、ゲームを快適にプレイできる性能はもちろん、高級感のあるボディーに好みで自由にカスタムできるLED、ハイエンドなディスプレー、安心してゲームが遊べる冷却機能と、ゲーミングパソコンに求められるほとんどの性能・機能が、すべて高い水準で搭載されているマシンだ。
今回試用したモデルはNew Alienware x17 プレミアムにオプションで4Kディスプレーをカスタムしたモデルになり、こちらの価格が40万9880円(標準のフルHDモデルは35万5980円)だが、ウェブ直販サイトでクーポンを利用すれば、8万1976円引きの32万7903円で購入可能だ(9月14日現在)。
それでもかなり値は張るものの、4K&120Hzのディスプレーを搭載するゲーミングノートパソコンは数少ないため、ノート型で最強のゲーミング環境を構築できると考えれば、妥当な金額だと感じる。
冒頭でも述べたとおり、ゲーミングノートパソコンはできるだけ長く、満足のいく性能のマシンを購入したほうがいい。そういう意味でも、最高の筐体、性能、機能が詰め込まれたNew Alienware x17は、妥協したくないゲーマーに最適な1台となってくれるだろう。