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画像PDFの検索も可能 BoxやMicrosoft 365など検索を強化したQuickSolution最新版

2021年09月09日 17時30分更新

文● ASCII

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 住友電工情報システムは9月1日、クラウドサービスの検索や画像PDFのOCR機能を搭載した全文検索・情報活用システム「QuickSolution(クイックソリューション) Ver.12.1」を発売した。

 QuickSolutionは、数100TBまでフルレンジ対応した、純国産のエンタープライズサーチ(企業内検索ソフト)。自社のオンプレミスのファイルサーバーに加えて、クラウドサービスのBoxやMicrosoft 365など、社内外に点在する情報を横断的に全文検索し、組織全体でのナレッジマネジメントを支援する。さらにAIをはじめとする先進技術を活用した超高速、高精度の検索ができることなどから、2001年の発売以来、業種を問わず4000サーバー以上の導入実績を持つ(8月時点)。

 Ver.12.1では新たにBoxとの連携機能を強化(オプション)。検索対象容量を飛躍的に向上させ、更新頻度が多いフォルダを優先的に取得するなどインデックス化の仕組みを大幅に見直し、QuickSolutionサーバー1台で数10TBの規模、サーバー複数台による分散検索で100TB超の規模に対応。また、検索結果のサムネイル表示に対応するほか、管理者側による認証情報の一括設定を可能とした。

 Microsoft 365/SharePointとの連携機能の強化(オプション)では、これまで利用者単位で登録が必要だった認証情報設定を省略してQuickSolutionにログインするだけでMicrosoft 365のSharePoint Onlineを検索できるようになった。また、特に大規模環境における処理速度をさらに高速化し、Active Directory環境下にあるQuickSolutionからAzure AD環境下にあるSharePoint Onlineをシームレスで高速に検索可能とした。

 このほか、ファイルサーバー検索において画像PDF(テキスト情報を含まないPDFファイル)とOfficeファイル内の画像に対して文字情報をOCR(光学文字認識)処理により抽出して全文検索を実現(Windows版で利用可能)。セマンティック検索ではハイライトの精度を向上させ、検索にヒットした箇所が従来よりも高精度にハイライトされるようになる(拡張ライセンスで利用できる)。

 また、チャットボットのAIを強化し、従来では回答できなかった質問文にも対応できるようしている(オプション)。

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