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49万円台の価格にふさわしいパワーを発揮

第11世代Core i9+RTX 3080 Laptop GPU搭載、4K採用の17.3型ハイパワーノート「DAIV 7N」が物凄いワケ

2021年08月07日 11時00分更新

文● 周防克弥 編集●市川/ASCII

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第11世代Coreプロセッサー+RTX 3080のパワーに驚き

 続いて、性能確認のため、各種ベンチマークテストを実行していく。まずはCPUとGPUの基本的な性能を測定してみよう。

 改めてスペックを確認すると、CPUはCore i9-11900Kでデスクトップ用の最上位モデルを搭載。8コア/16スレッド動作で、ベースクロックは3.50GHz、ターボブースト時には最大5.30GHzまで上昇する。本来は「Intel UHD グラフィックス 750」を内蔵しているが、DAIV 7Nでは無効化されている。そのため、RTX 3080 Laptop GPUを使用することもあり、バッテリー駆動時でも連続駆動時間はカタログスペックで約2時間という数値になっている。

 ただ、本機を運用するなら基本的にはハイスペックを存分に使用し、バッテリー動作でできるだけ長時間使うというのはあまり想定していないのだろう。一つ前のCore i9-10900は10コア/20スレッド動作だったので、11世代になってスペックダウンしたように見えるのは要チェックといえるだろう。

 コア数は減っている反面、クロック数はベースで2.80GHzから3.50GHz、ターボブースト時の最大クロックは5.20GHzから5.30GHzと上昇しており、総合的に処理能力は上がっていると考えていいだろう。とくにベースクロックの上昇率は高く、平時の実用性が上がっていると見られる。

 GPUはGeForce RTX 3080 Laptopを搭載。ノート用ということでデスクトップ用の3080からは調整が入っているが、Ampereアーキテクチャー、Tensorコア、RTコアと最新の技術が詰まっていて、ノート用としては最上位のGPUだ。CUDAコア数は3840、ブーストクロックは1283~1703MHz、メモリーはGDDR6 16GBが搭載されており、こちらもシリーズの最上位モデルだ。

 DAIV 7NにはPCの動作モードを変更できるソフト「コントロールセンター」が付属している。動作パターンは静音、省電力、エンターテイメント、パフォーマンスの4つを用意し、任意に選ぶことができる。出荷状態ではエンターテイメントになっていたので、購入した場合には真っ先に性能を発揮できるパフォーマンスに変更するといいだろう。今回は基本的にパフォーマンスモードで測定を行なっている。

 まずは「CINEBENCH R23」からチェック。これはCPU単体での処理能力をマルチコア動作とシングルコア動作で測定できるベンチマークテストだ。多くのレビュー記事で採用されているため、他機種との比較でもわかりやすいだろう。

 試しに出荷状態のエンターテイメントモードとパフォーマンスモードでの比較もしてみたが、傾向としてマルチコア動作ではパフォーマンスモードのほうが高いスコアが出たが、シングルコア動作ではエンターテイメントモードのほうが若干だが高いスコアだった。しかし差は1割にも満たないので、実用面での差はほぼないと考えて差し支えないだろう。テストはデフォルトで設定されている10分連続動作での計測だ。

マルチコア動作のテスト中の様子。気になったのでCPU温度もチェックしてみた。開始直後は一部のコア温度表示が赤くなるまで上昇したが、すぐに収まって80度前後で安定した

マルチで12646、シングルで1564とかなりのスコアだ

 結果はマルチコア動作で「12646」、シングルコア動作で「1564」となった。デスクトップPCに搭載する際にも水冷推奨の風潮がある最上位クラスCPUゆえ、さすがにノート型のPCに搭載しているのでなにかしらの制限を設けているとは思うが、スコア値は十分に出ているといっていいだろう。Core i9-10900Kからコア数を抑えた分、ベース能力が上がってトップ性能を引き出すのではなく、実用範囲で安定した動作を重視したとも考えられ、業務用途も想定しているDAIVシリーズなら納得の性能だ。

 続く「PCMark10」はPCの様々な作業をシュミレーションし、総合的な性能をチェックするベンチマークテストだ。テスト内容は多くの作業に分類されており、処理ごとのスコアが出るのでどのような処理が得意なのかも確認できる。

PCMark10のスコア

スコアは7951と好成績

 結果、総合スコアは「7951」で、Core i9-11900Kにしては伸びてないが十分に高い。項目ごとに見ると軒並み5桁オーバーのスコアが出ていて、基本性能が高いというのがわかる。詳細を見ると「Video Conferencing Score」や「Writing Score」「Video Editing Score」といった基本的だが、映像処理関連がほかの項目よりも若干低い。それでも十分にスコア値としては高いので気にしなくていいだろう。

 「3DMark」も定番のGPUベンチマークテストだ。主にゲーム分野においてどれくらいの処理性能を持っているかを確認できる。今回はDirectX 12を使用する「Time Spy」で計測した。結果は以下のとおり。

総合スコアは12587、内訳はGPUが12668、CPUが12147とバランス良く性能が出ている

 Time Spyのスコアは「12587」。RTX 30シリーズの上位モデルだけあって、4K環境下のテストでも安定している。デスクトップ用のRTX 2080に近い性能で、ゲームでも十分にその性能を発揮することだろう。また、DAIV 7Nに搭載されているRTX 3080には16GBのメモリーが搭載されているため、ゲームだけでなく3DCADなどでも存分に性能を発揮できるはずだ。

 最後に、ストレージ性能をチェック。第11世代Coreプロセッサーを採用しているDAIV 7NはPCIe 4.0に対応し、ストレージも強化されている。ディスクアクセスの速度も計測しておこう。結果は以下のとおりだ。

連続読み出しで5000MB/秒、書きこみで4200MB/秒とかなりの速度だ

 シーケンシャルリードで最大5000MB/秒とかなり速い。これなら画像編集ソフトや動画編集ソフトのサムネイル読み込みや書き出しもすばやくできそうだ。最近の動画や静止画の編集ソフトはサムネイルを大量にキャッシュに抱え込むので、高速なストレージはそのまま快適な編集作業につながるだろう。

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