ファーウェイは、中国でオンライン発表会を開催。6月のHarmonyOS搭載デバイスの発表会で予告していた、同社最新フラグシップモデル「HUAWEI P50」シリーズを正式に発表した。
これまでグローバル市場でスマートフォンをリリースしてきた同社だが、今回は中国向けサイトでの動画配信、中国語でのプレゼンテーションと若干の姿勢の変化が感じられた。
しかし端末自体、特にカメラについての圧倒的な性能は注目に値する。上位モデルの「HUAWEI P50 Pro」は、5000万画素のカラーセンサー(23mm相当、F値1.8、OIS)をメインに、4000万画素のモノクロセンサー(26mm相当、F値1.6)と、久々にカラー+モノクロの組み合わせに変更(HUAWEI P20シリーズ以来の復活)。高い色再現性や高精細な表現力をアピールする。ここにペリスコープ型で光学3.5倍(90mm相当)の望遠カメラ(6400万画素)と13mm相当の超広角カメラ(1300万画素)という4眼構成。特に望遠カメラは光学式手ぶれ補正と高画素センサーにより、最大200倍のデジタルズームにも対応している。
標準モデルの「HUAWEI P50」は、5000万画素センサーがメインで、1300万画素の超広角、1200万画素で光学5倍の望遠カメラの3眼構成。デジタルズームは最大80倍。
そのほかHUAWEI P50 Proの主なスペックは、6.6型有機EL(1228×2700、120Hzリフレッシュレート対応)、HUAWEI Kirin 9000またはSnapdragon 888 4G、8/12GBメモリー、128/256/512GBストレージ(NMカード追加可)、IP68の防水防塵対応、4360mAhバッテリーなど。カラバリは5色で、OSはもちろんHarmonyOS 2が採用されている。価格は8GB/128GBモデルで5988人民元(約10万2000円)で、8月12日発売。さらにサファイアアグラスの採用で落下時の耐久性が5倍になっているスペシャルバージョンも用意される(12GB/512GBで8488人民元、約14万4000円)。