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北陸地域のキャッシュレス化を推進

新たな生活様式の提案、Super Cashless Regionプロジェクト始動

2021年07月20日 19時30分更新

文● 久我 吉史(ASCII FinTech記者)

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 北國銀行とビザ・ワールドワイド・ジャパンは7月16日、北陸地域の企業や地方自治体等の課題解決、生産性向上に向けたDXやキャッシュレス化等の取組サポートするため、“Super Cashless Region”プロジェクトを始動し、協働して推進していくことを発表した。

 同プロジェクトは、北陸地域をキャッシュレス先進地域とすることを目指すもの。駅や商業施設、学校や観光施設に至るまでVISAが使用できる決済インフラを整備する。

 すべての人が現金を使わない快適なライフスタイルを実現し、地域経済の活性化を目指す。

クレジットカード関連業務を新しい収益の柱として確立・さらに加速させる取り組み

 北國銀行は2016年に国内銀行では初となる「クレジットカード加盟店サービス」を開始して以降、関連業務の収益を伸ばしてきている。3月決算では、カード業務単体で収益がおよそ9.4億円(下図)。単体の当期純利益がおよそ5.4億円なので、業務規模が小さく無いことがわかる。

北國銀行の過去3年間のカード業務(単体)業績推移

引用元:北國銀行財務ハイライト
https://www.hokkokubank.co.jp/ir/financial/highlight.html

 このほどのVISAとの協働では、キャッシュレス化を中心とした地域経済活性化と、それによる収益のさらなる拡大が見込める。「人口減、収益減で地方銀行の存続はいかに?」という報道を目にする中、収益獲得のモデルケースとして注目が集まりそうだ。

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