AE(ベータ版)はマルチフレームレンダリングに対応
モーショングラフィックスソフトの「Adobe After Effects」では、ベータ版としていくつかの機能が追加される。まず、マルチフレームレンダリングに対応することで、プレビューやレンダリングが高速化する。また、「Adobe Media Encoder」を使用した書き出しも最大で3倍高速化するという。バックグラウンドでのレンダリング中に、コンポジションの編集を継続可能になることもポイントだ。
また、リモート通知機能が導入される。これにより、レンダリングが完了した際に、Creative Cloudのデスクトップおよびモバイルアプリ経由、またはEメール経由などで通知が行われ、モバイル機器やスマートウォッチなどでもレンダリングの進行状況を把握しやすくなるという。
Character Animator(ベータ版)は手足の動き反映ができるように
直感的にキャラクターを操作してアニメーションを作成できる「Character Animator」では、M1 Macにネイティブ対応したことがトピックだ。これにより、該当機種ではパペットならびにアートワークの読み込みで2倍、ワークスペースの切り替えで3倍高速化するという。
また、ベータ版として提供される機能としては、プリセットをカスタマイズして使える「パペットメーカー」が追加された。具体的には、「パペット作成」を選択すると、「パペットメーカー」という画面が開き、プリセットのスタイルを微調整しながら素早く利用を始めることができる。
ベータ版として追加される新機能としては、「ボディートラッカー」にも注目だ。従来は、パペットに対して、クリエーターの口や頭の動きくらいしか反映できなかったが、新たに、腕、上半身、足の動きなども反映できるようになる。
ちなみに、ベータ版の機能を利用してみたい場合には、デスクトップ版Creative Cloudアプリにある「ベータ版アプリケーション」の画面から各ツールのベータ版をインストールするなどすれば良い。