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超コンパクトな逆ポーランド電卓が自作できる工作キットが登場

2021年07月17日 10時00分更新

文● 鈴鹿 廻 編集● ASCII

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 世界最小クラスの逆ポーランド電卓(RPN電卓)が自作できる工作キット「ホビーRPN電卓」が家電のケンちゃんに入荷。サークル TOKYO FLIP-FLOPが手がけた同人ハードウェアで、4290円で販売されている。

知らない人でも逆ポーランド電卓に触れることができる、お手頃価格の工作キット。同人制作のハードウェアだ

 一般的な電卓とは異なる「逆ポーランド記法」の電卓を組み立てることができる工作キット。逆ポーランド記法とは、普段我々が接している電卓で「1+2」と記述するところを「1 2+」の順番で記述する記法のこと。普通の人にはなんのこっちゃな話かもしれないが、カッコを交えた面倒な計算でも計算式を読んだまま順番に入力するだけで計算できるなど、スマートに使える側面がある。

 もっともハードウェア面では、逆ポーランド電卓はメーカーの選択肢が少なく高価な点がネックなのだが、それを手頃な価格で体験できるのがこのキットの魅力だ。

キットの構成物の中で、最も難易度が高いであろうボタン実装は不要。基板に実装済みの状態で入っている

 見やすい0.91型のOLEDディスプレーを備えた、非常にコンパクトな逆ポーランド電卓を組み立てる事が可能。スタック段数は4段で、表示できる桁数は10桁まで。Enterキー長押しで表示内容とレジスタをオールクリアできる。

 完成品の本体サイズは幅48×奥行き14×高さ73mmで、重さはわずか41gだ。

側面には電源スイッチを搭載。電源にはボタン電池を使用している

 キットの構成は、ボタンが実装済みのメイン基板とOLEDディスプレー、前後カバーのアクリル板、電池ホルダー、ボタン電池、ネジやスペーサーなどの各種パーツ。ボタンが実装済みということもあり、ほぼディスプレーと電池ホルダーを取り付けるだけで完成するため、はんだ工作の難易度は低めだ。

 

【取材協力】

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