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DarkSideなど大規模組織を狙うランサムウェア攻撃を掘り下げ McAfee Labs 脅威レポート 2021年6月版が公開
2021年07月09日 17時00分更新
McAfee Advanced Threat Researchチームは6月23日、McAfee Labs 脅威レポート 2021年6月を公開しました。
このレポートでは、今年これまでのところ最も注目された最近のランサムウェア攻撃について、追加的なコンテキストを提供します。トピックそのものは新しいものではありませんが、ランサムウェアは間違いなく脅威の中心となっています。
この脅威レポートでは、ランサムウェア、特にアメリカのバイデン米大統領とロシアのプーチン大統領の会談でも取り上げられたDarkSideについても取り上げています。ここでは政治情勢を詳しく説明することはしませんが、これが重要なサービスを混乱させる脅威であることを認識しておく必要があります。さらに、法的な障壁のために特定の地域からのデジタルの証拠の収集がほぼ不可能であり、デジタル調査が困難な環境が攻撃者にとって好都合になっています。
しかしながら、最近の攻撃キャンペーンはすべて弊社の製品は対応済です。そしてもちろん、MVISION Insightsのプレビューダッシュボードで追跡することも可能です。
このダッシュボードの見出しを見ただけでも、実に多くの国がランサムウェア攻撃を経験したことを示しています。被害者が身代金を支払ったかは不明ですが、結果的に犯罪者はより一層RaaS(Ransomware-as-a-Service)スキームを導入しています。No More Ransomイニシアチブの開始から5周年を迎えた今、脅威と戦うためには、よりグローバルなイニシアチブが必要であるといえます。
2021年第1四半期の脅威の調査結果
2021年の第1四半期におけるMcAfee Labsの脅威調査には次のものが含まれます。
・コインマイナーマルウェアが117%増加
・IoTデバイスを狙うマルウェア「Mirai」の新種により、IoTとLinuxへの脅威が増加
・新たに検出されたマルウェアの脅威は全体で平均毎分688件
2021年第1四半期の追加コンテンツには次のものが含まれます。
・マカフィー Global Threat Intelligence (GTI) のクエリと検出
・大陸、国、業界、経路ごとの報告済みセキュリティインシデント
・トップMITRE ATT&CK テクニック APT/犯罪者
この脅威レポートがお役に立つことを願っています。McAfee Threat Centerにアクセスし、最新のキャンペーンと継続的な脅威の範囲を追跡することを忘れずに。安全を確保してください。
※本ページの内容は2021年6月23日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。
原文:McAfee Labs Report Highlights Ransomware Threats
著者:Raj Samani