グーグルは7月5日、「Googleマップ」(Android、iOS)アプリ内で、JR東日本の主要駅や商業施設においてARによる屋内ナビゲーションを提供する「インドア ライブビュー」を順次提供開始すると発表した。
インドア ライブビューは、空港や大型ショッピングモールなどの屋内でもARによる徒歩ナビゲーションを利用できる機能。
AIで数百億枚のストリートビュー画像をスキャンすることで、ユーザーが向いている方向を特定するグローバル ローカライゼーションという技術を活用している。本技術により、建物内でも正確な高度と位置を判別することが可能になり、空港、駅での乗り換え、ショッピングモールなど、ナビゲーションするのが従来難しかった屋内施設でも、ライブビューでスムーズな屋内ナビゲーションが可能になるという。
空港や駅などでインドア ライブビューを利用すると、矢印で正しい方向を確認し、最寄りのエレベーターやエスカレーター、改札口、プラットホーム、切符売り場やトイレなどの場所がわかる。例えば、ターミナル駅などで乗り換え先への行き方がわからないときに、本機能を使うことで、実際の駅構内の様子をもとに乗換までの経路を確認できる。
また、ショッピングモールでは、行きたい店舗のある階とそこまでの経路を確認して、階段やエレベーターでの昇降経路も含めて、スムーズな買い物を支援する。
インドアライブビューが使えるJR東日本の駅は、東京駅、新宿駅、渋谷駅、品川駅、上野駅、池袋駅、新橋駅、秋葉原駅、高田馬場駅、五反田駅、恵比寿駅、日暮里駅、中野駅、北千住駅、立川駅、大宮駅、浦和駅など(一例)。対象施設は今後順次拡大予定としている。