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SNSで自分のアカウントを“守る”コツ

2021年07月09日 09時00分更新

文● せきゅラボ編集部

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アカウントの重要性が増している

 SNSは現代社会に不可欠なツールだ。友人同士の交流や情報収集などに利用するのはもちろんのこと、仕事に活用している人も多い。企業の広告でSNSを使うのも、当たり前のものになっている。

 もはやネット上にもう一人の自分がいるような感覚で、毎日のように利用するSNS。オンでもオフでも、自身のアカウントの重要性も増しているはず。となると、大切になってくるのが自分のアカウントを「守る」意識だ。

 たとえばアカウントの乗っ取りは、残念ながらサイバー犯罪の世界ではポピュラーなもの。中には、「乗っ取られたアカウントを返してほしければ金を払え」と脅迫してくることもある。

 SNSで自分のアカウントを守るためには、どうすればよいか。

 まずはパスワード。複雑なものにすることはもちろん、生態認証、多要素認証などのテクノロジーを採り入れたパスワードソリューションを利用したい。ログインの際に、電話番号(SMS)などによる認証も必要になる「2段階認証」(ログイン認証)などを設定しておけば、セキュリティはより強固になる。

 なお、パスワードの使い回しは推奨できない。もし、SNSで利用しているパスワードが流出してしまったとする。ほかのサービスでも同じパスワードを使いまわしていた場合、それらにもすべて不正アクセスされる可能性がある。サービスごとにパスワードは異なるものにしておいたほうがよいだろう。

個人情報を守る意識を持とう

 個人情報の取り扱いに関しても、SNSでは注意が必要だ。プライバシーに関わる内容を含んだ投稿は、悪意のある人間に知りたい情報を渡すのみならず、アカウントを攻撃される原因にもなりかねない。生年月日、住所、仕事、家族の名前などをみだりに公開しないこと。

 最近は外出する機会が減ったという人も多いはず。写真を自宅や近所で撮影し、投稿した場合、住んでいる場所を割り出されるリスクについて考えていたほうがよいだろう。投稿する前に「ほんとうに公開しても大丈夫だろうか」と考えることが肝心だ。

 もちろん、自身のアカウントを、プライベートアカウント、非公開にする手もある。もっとも、それでも自分の投稿などがスクリーンショットなどで外部に流出するリスクはゼロではない。そのような意味で、見知らぬ人からの友達リクエストにも用心したい。悪意を持った人間である可能性もあるからだ。

 また、SNSを利用する際にチェックしておきたいのは、設定が維持されているかどうか。設定や自身のプロフィールなどが変わっていないかどうか注意しておくと、異変が起きたときにも気づきやすいだろう。

 そもそもの話になってしまうが、使用するスマートフォンやタブレットに、信頼のおけるセキュリティソフトをインストールしておくことは基本。また、アプリをダウンロードしたあとも、(OSも含めて)アップデートを忘れないのが大切だ。

 今回は、McAfee Blogの「ソーシャルメディアアカウントをハッキングや攻撃から保護するための7つのポイント」を紹介しよう。(せきゅラボ)

※以下はMcAfee Blogからの転載となります。

ソーシャルメディアアカウントをハッキングや攻撃から
保護するための7つのポイント:McAfee Blog

 ハッシュタグ、いいね!、フォロワー、DM、LOL(laughing out loud、日本語の「笑」)….

 6月30日はソーシャルメディアデーであり、ソーシャルメディアが何年にも渡り、私たちの生活をどのように変えたかについて振り返り、祝う日です。

 メディアおよびエンターテインメント企業のMashableによって2010年に開始された祝賀会は、さまざまな形で行われてきました。交流会、コンテスト、ソーシャルサークルを1つの意味のあるつながりにするための呼びかけは、すべて過去の日付を示しています。しかし、今年は、特に世界人口の50%近くがある程度ソーシャルメディアユーザーである世界で、私たちの多くがここ数か月でソーシャルメディアにどれほど大きく依存してきたかを考える機会のように感じます。

 さらに、世界中の人々がソーシャルメディアに1日平均145分を費やしています。フィリピンのユーザーが1日3時間53分を費やし、米国のユーザーが1日2時間強を費やしているため、その数字は大きく異なる可能性がありますが、私たちの1日の大部分はソーシャルメディアでのブラウジングに時間を費やしていると言っても過言ではありません。

 それとともに、ソーシャルメディアデーはあなたのソーシャルメディアの設定と習慣を改めて確認するのに良い日でもあります。そうすることで、あなたは安心して最大限にソーシャルメディアを活用することができるでしょう。Facebook、Instagram、TikTokなどを使用する際に、安全を確保するためにできるポイントを紹介します。

ソーシャルメディアアカウントを保護するために

1.プライベートにする

 Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアプラットフォームでは、プロフィールと投稿を友達だけに表示するオプションがあります。この設定を選択すると、あなたの職業や学校、発言や投稿が表示される対象を制限することが出来、プライバシーを保護するのに役立ちます。

2.見知らぬ人からの友達リクエストには対応しない

 受け取った招待状に注意してください。見知らぬ人は、見知らぬ人というだけではなく、サイバー犯罪の目的でユーザーに関する情報を収集するように設計された偽のアカウントである場合もあれば、虚偽の情報を広めるように設計されたアカウントである場合もあります。そのような事例は莫大な数、報告されています。実際、2021年の第1四半期だけでも、Facebookは13億の偽のアカウントに対して行動を起こしました。そのようなリクエストには応じないでください。

3.チェックインする前によく考える

 休暇中のあなたの投稿や、外出時に現在地を共有している投稿は、「現在、家に​​誰もいない」と知らせているようなものです。事実上、そのような投稿は、幅広いフォロワー(上記のように非公開で投稿していない場合は世界中の視聴者)にあなたの居場所を知らせます。ぜひ、冒険の写真やストーリーを共有することを検討してください。

4.インターネットは永遠に

 それは理由で有名なことわざです。プロフィールが非公開に設定されている場合でも、メッセージや投稿が「消える」アプリ(Snapchatなど)を使用している場合でも、投稿した内容を実際に保存して再度共有することは可能です。スクリーンショットを撮るのと同じくらい簡単です。永遠に、またはそれ以外の方法で公開したくないときは、投稿を控えましょう。

5.フィッシング詐欺に注意する

 私たちはフィッシングメールに関する警告を数多く目にしていますが、引き続きフィッシング攻撃はソーシャルメディアで頻繁に発生しています。同じルールを適用し、インスタントまたは直接のメッセンジャーを介して見知らぬ人から取得したリンクをたどらないでください。そして、あなたの個人情報をきちんと管理してください。メールアドレス、アドレス、その他の情報も渡さないでください。いわゆる「クイズ」の投稿やWebサイトでさえ、攻撃の基礎として使用される可能性のある個人情報の断片を盗むように設計された策略である可能性があります。

6.タグを確認する

 Facebookなどの一部のプラットフォームでは、ユーザーは自分のプロファイル名でタグ付けされた投稿を確認できます。アカウント設定を確認し、他のユーザーがタグを使用する方法と場所を最大限に制御してください。これにより、自分が他の人からどのように、言及されているかを知ることができます。

7.自分自身とデバイスを保護する

 現在は、個人情報の盗難は悲しいことにありふれた出来事であり、セキュリティソフトウェアは本当に必須です。マカフィー トータルプロテクションなどのセキュリティソフトウェアは 、ソーシャルメディア上の悪意のあるリンクを誤ってクリックした際でもユーザーを保護し、ソーシャルメディアアカウントがハッキングされないようにパスワードを強化し、オンラインプライバシーも強化します。

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※本ページの内容は2021年6月30日(US時間)更新の以下のMcAfee Blogの内容です。

原文:Protect Your Social Media Accounts from Hacks and Attacks
著者:McAfee

※本記事はアスキーとマカフィーのコラボレーションサイト「せきゅラボ」への掲載用に過去のMcAfee Blogの人気エントリーを編集して紹介する記事です。

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