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Core i7とRTX 2060搭載、高い冷却性能でキーボードの使い勝手も良好

2kg以下の軽量ボディーに4Kディスプレー搭載、ゲームを中心に仕事や写真・動画編集などマルチに使える15.6型ゲーミングノートPC<Legion Slim 750i>

文●林 佑樹(@necamax) 編集●八尋/ASCII

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フルHDなら多くのゲームが快適にプレイ可能

 スペックを見ていこう。<Legion Slim 750i>は、Core i7-10750H、GeForce RTX 2060 with Max-Q Design、16GBメモリー(8GB×2、DDR4-2933)、512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)という構成だ。1世代前のミドルクラスとなるが、ほとんどのゲームタイトルにおいてフルHDであれば高いビデオ設定とフレームレートを両立しやすい構成といえる。

 またディスプレーのデフォルト設定ではDPIスケール200%になっており、見た目だけでいえばフルHDと同様。色再現性能が高く、ゲームだけでなくクリエイティブ用途にもオススメできるパネルとなっている。

 ベンチマークは、「3DMark v2.17.7137」「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3」を使用した。また、ゲーム内ベンチは「Horizon Zero Dawn」「PSO2:NGS Character Creator」を計測。そのほか、ゲームのフレームレート測定は「Apex Legends」を使用した。ドライバーは471.11(GRD)。

「Time Spy」の結果

「Time Spy Extreme」の結果

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」、最高画質/1920×1080ドット/仮想フルスクリーンモードの結果

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.3」、標準画質/1920×1080ドット/ボーダレスの結果

「Horizon Zero Dawn」のゲーム内ベンチマークの結果

 全体的な傾向として、解像度1920×1080ドットであれば、高いビデオ設定にしつつ、60fpsを維持しやすい。またゲームプレイ中はファンの回転数が上がるが、高周波が生じにくい設計になっており、スピーカーを使用している場合でも気になりにくい。4Kでのプレイも可能だが、ビデオ設定を相当下げる必要があり、負荷が軽いゲームをプレイする際か、映像視聴などゲーム以外での用途向けになる。

 「PSO2:NGS Character Creator」のベンチマークモードでの簡易グラフィックス設定は「5:スーパー」と判定された。スコアは9675。「6:ウルトラ」でのスコアは7885。60fpsを維持できないシーンはあるものの、最高画質でも遊べるレベルだ。

「5:スーパー」、1920×1080ドット/仮想フルスクリーンでの結果

「6:ウルトラ」/1920×1080ドット/仮想フルスクリーンでの結果

 実際のゲームプレイ時のフレームレートをみると、「6:ウルトラ」ではPSEバースト時などエフェクトとエネミー数が多いシーン、ほかのプレイヤーが多いギガンティクス戦などでは30~40fpsにまで下がりがちだった。逆に「5:スーパー」では60fpsを下回るシーンは少なかったため、十分快適に遊べるといっていいだろう。

 「Apex Legends」は射撃訓練場を使用し、ぐるっと1周した際のフレームレートを計測したが、60fpsキープは最高画質でも余裕だった。FPSの場合は60fps以上でプレイしたいと思う人も多いと思うが、設定を下げれば120fps前後までフレームレートを上げることができたので、別途高リフレッシュレートのディスプレーに接続すればより快適にプレイできるだろう。

 なお、高負荷およびゲーム中は、底面吸気、両側面と背面から排気するため、周辺にモノがないか、底面のスペース確保ができるかはチェックしておいた方がいい。本機は冷却構造も優れているので、最大限に発揮できるスペースを確保できれば、快適にゲームプレイ可能だ。

底面の吸気口。2基のファンがあり、CPUとGPU用に割り当てられている

ゲームプレイだけでなく、仕事や写真・動画編集などマルチに使える1台

 <Legion Slim 750i>は、1世代前のミドルスペックになるが、フルHD環境であれば十分な性能を持っているため、様々なゲームが快適にプレイできるほか、負荷が軽めのタイトルであれば、4Kでのゲームプレイも視野に入る。

 またキーボードの使い勝手もよく、テレワーク用を兼ねる使い方もできるし、純粋な仕事用としてオンライン会議や資料作成などに利用するだけでなく、動画編集にも耐える性能なので、マルチに活躍してくれるだろう。高解像度でゲームを楽しみつつ、仕事にも使えるメインマシンがほしいという人は、<Legion Slim 750i>を検討してみてはいかがだろうか。

<Legion Slim 750i>の主なスペック
CPU Core i7-10750H(2.6GHz~最大5.0GHz)、6コア/12スレッド
グラフィックス GeForce RTX 2060
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 512GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
ディスプレー 15.6型(3840×2160ドット)、DisplayHDR 400、Dolby Vision対応
光学式ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.1
インターフェース USB 3.1×2、Thunderbolt 3ポート×2(DisplayPort出力機能付き)、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅356×奥行250×高さ15.9(最薄部)
OS Windows 10 Home(64bit)
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