日本の夏、水冷の夏 PCの熱はXPGの水冷クーラー「LEVANTE 240」で冷やす! 性能も確認
提供: エイデータテクノロジージャパン
ケースファンの増強で顕著な冷却効果
前面のケースファンを標準の1個の状態(VENTO 120)から、より高性能な製品(VENTO PRO 120 PWM)の3連仕様にするとどのくらい冷えるのか、こちらも交換前と交換後で温度の違いを見てみる。
テストツールとしては、こちらもAIDA64 Extremeを利用。室温は25度、PCケースのサイドカバーは閉じて測定している。CPUとメモリに負荷をかけるテストとは別に、SSDに負荷をかけるテストも行なっている。
まず先程と同じくCPU/メモリストレステストの結果だが、CPU温度が3度下がったほか、チップセットが3度、GPUが4度、そしてSSDも5.6度下がった。冷却効果は抜群といえる。
SSDに強い負荷を連続してかけるSSDストレステストではさらにハッキリした効果が出た。通常のケースファンの場合はSSD温度が最大74度まで上昇したのに対し、3連のVENTO PRO 120 PWMに交換後は最大66度と8度も下がった。やはり交換の効果はハッキリと出ている。
アドレッサブルRGBで光る120mmファンも
「XPG VENTO 120 ARGB」
XPGのケースファン「VENTOシリーズ」のラインナップには、アドレッサブルRGBで光る12cmファン「VENTO 120 ARGB」もある。ファンとしてのスペック的には通常の「VENTO 120」と共通で、1200rpm固定で3ピンコネクターで接続する仕様だ。ファンを強化するついでにアドレッサブルRGBのライトアップ効果も加えてグレードアップすることができる。
水冷クーラーや強力ケースファンで熱い夏を乗り切ろう
これまで見てきたように、水冷クーラーの導入(XPG LEVANTE 240)、PCケースファン(XPG VENTO PRO 120 PWM)の3連実装とも冷却効果は上々だった。
冒頭でも述べたように、PCを構成する部品は総じて熱に弱い。サーマルスロットリングなど保護機能もあるため、多少冷却不足であってもすぐに故障することはまれだが、サーマルスロットリングが発生すれば性能が落ちるし、パーツの寿命は確実に短くなる。特に日本においては、年々夏の暑さは増す一方だけに、環境によっては冷却不足になりやすくなっている。
XPGのLEVANTE 240ならば、扱いやすいサイズで価格もリーズナブルで導入しやすく、アドレッサブルRGBのライトアップも同時に実現できるため、自作PCの強化には非常に有効だろう。あわせてケースファンの強化も実施してシステムのエアフローも強化すれば、さらに万全になる。
特に、今回試したXPG VENTO PRO 120 PWMはPCケースのエアフロー強化には最適な特性を持っている。吸気や排気の追加ファンとして導入したり、ホコリがたまった古いケースファンから交換するだけでもかなりの効果があると思われる。本格的な夏が来る前に対策を検討してみてはいかがだろうか。
(提供:エイデータテクノロジージャパン)