今回のオスス麺は、「子連れで行けるオスス麺! フードコート編」。
ラーメンの食べ歩きが好きだったけれど、子供が産まれてからは食べに行けなくなった、という人は多いと思います。 かくいう私も、独身の頃は平日も休日も関係なく色々な所に足を延ばしてラーメンの食べ歩きをしていましたが、現在は0歳・2歳・4歳の子を持つ3児の父となり、生活がガラリと変わりました。
乳幼児だと突然ぐずったり騒いでしまったりする可能性もあるので、個人で営まれている美味しいラーメン店へ子連れで行くのはちょっとハードルが高く、大箱のチェーン店やファミレスなら少し気持ち的に楽だったりしますが、それでも気を遣う部分が多く……。
そんな中、比較的気楽に行けるのがショッピングモールなどにある「フードコート」。
子供用の椅子や食器があるのはもちろん、最近では多くの施設にキッズスペースが設けられていて、低い椅子やテーブル、場所によってはベビーカーに合わせたテーブルが設置されていて、軽く遊べるスペースや授乳&オムツ交換ルームなどを併設している所もあります。
「そうは言っても所詮フードコートのラーメンでしょ?」と思ってしまうかもしれませんが、今のフードコートはかなりハイクオリティなラーメンが食べられ、一世を風靡したあの店や、ご当地ラーメンの名店、地元の人気店などの味が楽しめます!
今回は、子供の為というよりも、子育てで中々美味しいラーメンを食べに行けなくなってしまった乳幼児のママ&パパの為に、武蔵野・多摩地区にあるフードコート内の美味しいお店を紹介していきます。
【らーめん鏡花】
三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛@立川市
言わずと知れた多摩地区を代表する全国区の有名店で、立川駅近くに本店を置く「鏡花」。
本店は、泉鏡花の世界観をモチーフにした薄暗い店内で、ピンスポットに照らされたラーメンを食べるという幻想的な雰囲気ですが、それとは対極とも言えるような明るく賑やかなフードコートで食べるラーメンは、同じラーメンでも全く違った感覚を楽しめます。
醤油や塩も本店とは少し変えてありますが、オススメはこの「ららぽーと立川立飛店」でしか食べられない「たっぴらーめん」。
鶏と豚骨の動物系白湯スープに背脂を合わせた、コクがたっぷりな一杯。麻辣感を楽しめるピリピリミンチの量を選べるので、本格的なシビ辛ラーメンに変身させる事も可能です!
【味噌もりNOODLE みやみや】
イオンモール多摩平の森@日野市
聖蹟桜ヶ丘「味噌ぶりNoodle みやみや」、八王子「鶏びあんSoba みやみや」に次ぐ3号店として、6月1日「イオンモール多摩平の森」内にオープンしたばかりのお店。
こだわり抜いた味噌ダレにトロトロの濃厚スープを合わせた「味噌もりヌードル」と、鶏の味わいを存分に楽しめる「純鶏ヌードル」の二枚看板!
流行の最先端を行く多摩地区屈指のラーメンを気軽に食べられます!
【トマトの花】
イオンモール日の出@日の出町
牛めしで有名な松屋フーズホールディングスが手掛ける、トマトラーメンの専門店。
ドロリとして濃厚ながらもスッキリした無添加のトマトスープに、バジルやチーズなどがトッピングされたイタリアンテイストな一杯を楽しめます!
他にも無添加ではない濃厚トマトスープ麺や醤油ラーメンなどもあり、限定メニューも定期的に提供。どれもしっかりとしたクオリティに仕上げられています。
モッツァレラチーズがトッピングされた基本の「モッツァレラチーズの無添加スープトマト麺」も間違いない美味しさですが、個人的にはジェノバソースを和えた麺をトマトスープに浸けて食べる「ジェノベーゼトマトつけ麺」がオススメ!
【舎鈴】
イオンモール東久留米@東久留米市
爆発的ヒットとなった濃厚魚介豚骨つけ麺を生み出した名店「六厘舎」の松富士食品が手掛けるお店。
こちらのお店は「六厘舎」のようなドッシリ濃厚タイプでは無く、「毎日食べられる美味しいつけめん店」というコンセプト。魚介をベースに、豚と鶏のダブルスープを組み合わせた比較的あっさりめなつけ汁に、太麺を合わせた飽きの来ない味わいのつけ麺で、老若男女問わず楽しめる美味しさ!
【博多一幸舎】
三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛@立川市
博多に本店を置き、九州を中心にチェーン展開。現在は海外にも多数の店舗を構える博多豚骨ラーメンの名店。
泡立つスープは豚骨の濃密な風味が漂うもので、ゴリゴリした骨感を楽しめながらも重くなりすぎずにクリーミーな濃厚さを楽しめ、そこに風味豊かな極細麺を合わせた本場の豚骨ラーメン!
「フードコートでこれが食べられるの!?」とビックリする位のクオリティです!
ライトに仕上げた「あっさり豚骨ラーメン」もあるので、好みに合わせてチョイスする事が出来ます。
【中華そば 青葉】
イオンモール東久留米@東久留米市
魚介スープと動物系スープ、別々にとった二つのスープを丼で合わせる「ダブルスープ」の魚介豚骨ラーメンを作り出し、「青葉インスパイア系」と呼ばれる魚介豚骨ラーメンブームを作った中野の名店「中華そば 青葉」。
現在は丼で合わせるダブルスープでは無くなりましたが、魚介の風味高さを感じる和風の味わいの奥に動物系の濃厚なコクを感じられるバランスの良い味わいは健在!
個人的には「特製中華そば」がおススメですが、「つけめん」が圧倒的に人気です!
【三代目 麺屋土竜】
イオンモール多摩平の森@日野市
芝大門にあった人気店で、現在は八王子と新浦安に店舗を置く「麺屋土竜」のニューブランドとして、今年3月にオープンしたばかりのお店。
店内仕込みにこだわり、煮干しを効かせた醤油スープに背脂を合わせたコクのある「本気の醤油らーめん」を始め、二枚看板の「四季の塩らーめん」もオススメ。
他にも店内仕込みだからこそ出来る限定メニューなども連発していて、従来のフードコートのラーメン店とは違った意気込みを感じられます。
フードコート店というと、路面店などと比べて下に見られがちで、大規模チェーン店ばかりのイメージもありますが、実際にはビックリする位に美味しいラーメンが食べられるので、小さい子供がいるママ&パパでも諦めないで下さい♪
近所だけでなく、たまにはちょっとドライブがてら少し遠くのショッピングモールに足を延ばして、いつもとは違った美味しいラーメンを食べてみてはいかがでしょうか?
ZATSU
2006年に開設したブログ「ZATSUのラーメン」の管理人。武蔵野・多摩地区を中心にしたラーメン食べ歩きを始めて15年以上。現在は年間400〜500杯程度を食べ、新店コレクターでありながらも老舗店やリピートするお店も多数あり。チェーン店からファミレス、カップ麺までも愛する真性の「ラーメン好き」で、基本的に何でも美味しく食べられる幸せ者。「自分の好みのラーメンを見つけて欲しい」と言う思いをモットーに色々なラーメンを紹介していきます。
本人ブログ(https://zatsu-ke.blog.jp/)
本人Twitter @zatsu_ke