サウンドアースは6月15日、Kineraブランドハイエンドライン「Kinera Imperial」より、2EST+1BA+1DDモデル「Nanna(ナンナ)」を発売した。
優れた高域特性のESTドライバー(静電型ユニット)と、中低音域用にSonionのBAドライバーとKineraのカスタム7mmダイナミックドライバーを採用。明瞭なボーカルを持つ高音と温かみのある中低音のフルレンジのつながりが良く透明で自然な音を実現したという。
低音はKinera 7mmチタンメッキドームPUコンポジットハイポリファイバー振動板ダイナミックドライバーを採用。柔軟性のあるPU振動板は低音に十分な深みと潜り込みの深さを与えつつ、チタンメッキ加工により振動板の剛性を高めてクリアな音と中高域との安定を実現。
ケースはオーロラ、星空、赤い岩からインスピレーションを受けたデザインとしており、ひとつひとつが10以上の工程でハンドペイント。キャビティペイントはまず粗い研磨から始まり、サンドペーパーで細かく磨き上げ、Kineraのペインターはまずキャビティに背景色を塗ってフリーハンドで描いており、薄い空洞の表面に光を照射して光の屈折を起こし特殊な光学効果を発揮。最後に保護用のプロテクションオイルで層を長い時間をかけてコーティングしている。
4.4-2.5mmアダプターと4.4-3.5mmアダプターや、FINAL E Type×5セット、フォームイヤーチップ×2セット、シリコンイヤーチップ×6セットという豊富な付属品がKinera伝統の六角形の特徴的なBOXに収められている。価格はおよそ9万9800円。