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NETGEAR製品レビュー

ゲーミングルーター専用OS「Duma OS 3.0」を搭載、ゲームのためのネット環境構築におすすめしたい

高コスパなWi-Fi 6ゲーミングルーター、ネットギア「Nighthawk Pro Gaming XR1000」レビュー

2021年06月14日 10時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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かなりの爆速っぷりで高範囲をカバー

 では実際にどれぐらいの速度が出るのか、筆者の自宅で計測してみた。筆者宅は軽量鉄骨造りの2階建て一軒家で、壁の中にも金属が入っているため一般の木造住宅よりは電波が届きにくくなっている。

 今回の計測では、自作マシンとiPhone 12 Proを使い、自作マシンは有線接続(サーバー)、iPhone 12 ProはWi-Fi 6接続(クライアント)し、「iPerf 3」によるクライアント・サーバー間のスループットを測定してみた。

 また、合わせてiPhone 12 Proで「Speedtest」アプリを使い、速度を計測している。なお、「Speedtest」の場合は時間帯や接続するサーバーによって速度は変わるので、あらかじめご了承願いたい。

ルーターの位置と計測した位置。2階の納戸にルーターを設置している

1階の奥の部屋が、ルーターから一番遠い位置にあたる

【iPerf 3での計測】①リビングでの下り

【iPerf 3での計測】①リビングでの上り

【iPerf 3での計測】②2階奥の部屋での下り

【iPerf 3での計測】②2階奥の部屋での上り

【iPerf 3での計測】③1階奥の部屋での下り

【iPerf 3での計測】③1階奥の部屋での上り

 結果はご覧の通り、iPerf 3によるスループットでは、ルーターに近いリビングで下り738Mbps、上り596Mbpsを記録。2階で一番離れた部屋でも下り486Mbps、上り372Mbpsとかなりの速度を維持した。1階の一番離れた部屋では、下り128Mbps、上り76Mbpsと2階に比べるとかなり落ちているものの、下りが100Mbps超えしているので十分な速度と言える。

【speedtestでの計測】①リビンクでの結果

【speedtestでの計測】②2階奥の部屋での結果

【speedtestでの計測】③1階奥の部屋での結果

 一方Speedtestの結果は、リビングで下り725Mbps、上り640Mbps。2階の離れた部屋では下り496Mbps、上り338Mbps、1階の奥の部屋では下り112Mbps、上り126Mbpsと、一部はiPerf 3の結果を上回った。このあたりの違いは、電波の状況やiPhoneの持ち方や持つ角度によって微妙に違いが出るためだろう。いずれにせよ、かなりのハイパフォーマンスであることは間違いない。

 「Nighthawk Pro Gaming AX5400 WiFi6 ゲーミングルーター (XR1000)」は、初期設定を含め多少ネットワークの知識は必要なものの、各種設定は非常に見やすくて操作しやすく、快適なゲーミング環境を構築したいと思っている人にはうってつけ。ここまで「通信環境をゲームの足枷にしない」ことに重視したルーターは、このNighthawk Pro Gamingシリーズ以外あまり見かけない。

 同時に、このルーターはQoSコントロール設定が奥深く設計されているため、ゲームだけでなく、ネットの同時利用が多い家庭でちょっと性能のいいルーターを導入したいと考えている人にもおすすめしたい。

(提供:ネットギア)

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