iOSやmacOSの進化が見えた! 「WWDC21」特集 第6回
iOS 15の12の新要素を確認 FaceTimeで音楽や動画を一緒に楽しんだり、通知の表示にも変化!
2021年06月09日 09時00分更新
【iOS 15の新要素 その5】
通知のデザインを再設計 通知をまとめてのシンプル化も
油断していると数が増える一方の通知。ついつい過剰にオフにして、使い勝手を損ねたりしがちだが、通知の表示がiOS 15では見直された。
まずはデザインの変更。大きくアプリケーションアイコンを表示することで見やすさをアップ。また「通知要約」では、急ぎでない通知などを毎回表示するのではなく、一定のタイミングでまとめて配信することで利便性を増している。通知のカスタマイズは前述の集中モードとも連携。緊急性が高い通知は上部に表示したり、また通知を一定期間完全に停止することもできる。
【iOS 15の新要素 その6】
画像内のテキスト認識機能が追加も日本語非対応
「テキストの認識表示」(Live Text)と呼ばれるiPhone内の画像に含まれるテキストの自動認識機能が追加。画像に含まれるテキストでキーワード検索をしたり、Wi-Fiのパスワードが書かれた飲食店の貼り紙を撮影して、そこからパスワードの文字列をコピーしたり、といった操作が可能だ。
また、Spotlightでは写真に含まれるテキストや手書き文字からの検索にも対応。画像検索と組み合わせて、より多くの検索結果が期待できるという。
なお、この「テキストの認識表示」に対応するのは、英語、中国語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語で、日本語は含まれず。残念。
【iOS 15の新要素 その7】
マップアプリが進化も こちらも日本はあまり関係無し
マップアプリも比較的大きな時間が割かれた要素の1つ。色分けされた道路は、車線や横断歩道まで美しく表示。インターチェンジは3Dになっているので、どういう構造か見ているだけでも楽しい。都市部の高低差に加え、ゴールデンゲートブリッジのような有名スポットも詳細に表現されている。ただし、こうした新しい地図データの対象エリアにまだ日本は含まれていない(アメリカ、イギリス、アイルランド、カナダ、スペイン、ポルトガル、イタリア、オーストラリア)。しばらくは仮想トリップを楽しむだけになりそうだ。
また、ロンドンやニューヨーク、ワシントンDCなどの主要都市では、徒歩での移動時に拡張現実によって、矢印などを表示してナビしてくれる機能も追加されている。
【iOS 15の新要素 その8】
Safariが片手で使いやすく タググループはMacと共有可
macOSもだが、iPhoneのSafariが大きくデザインを変更。画面上部にあったURL/キーワード検索用のバーは、タブ操作のアイコンなどと一体化。画面下部からスワイプしたときだけフロート表示されるので、iPhoneの画面をより広く活用できるようになるともに片手での操作も容易になった。
さらに複数のページをタブ表示した状態を保存する「タブグループ」はiPhone/iPad/Mac間で同期でき、Macで見ていた状態をいつでもiPhoneやiPadで簡単に再現。さらにiOSのSafariは機能拡張に対応した。
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