本実験のイメージ図
NTTコミュニケーションズ（NTT Com）は6月7日、神奈川県鎌倉市と「コワーキングスペース・宿泊施設・カラオケ施設等を活用したテレワークの推進に係る実証実験に関する協定書」を締結した。
本協定は、鎌倉市が目指す多くの歴史的遺産や豊かな自然環境の中で働き、暮らすという新たなライフスタイルを実現する「働くまち」を、デジタル技術の活用により支援するもの。NTT Comと鎌倉市は本協定により、同市および湘南・三浦半島地域住民のワークスタイル変革支援に取り組む。
本協定に基づき、NTT Comが提供するワークスペースの即時検索・予約・決済サービス「Dropin」を活用し、テレワークスペースを利用したい人と、コワーキングスペースや宿泊施設、カラオケ施設などテレワークスペースの提供を希望する店舗をマッチングする実証実験を行なう。また、住民のテレワーク実施率や、実施時間、効率性、テレワークスペースに対するニーズなどを調査する。
実証実験の期間は6月中旬～9月30日を予定している。テレワークスペースを利用したい場合は、Dropin公式サイトから会員登録するか、もしくは各アプリストアからアプリをダウンロードする必要がある。また、テレワークスペースを提供したい店舗（鎌倉市内限定）は、Dropin公式サイトの「掲載店舗募集中」より申し込みが可能。
本実験期間中は、テレワークスペース利用者に対して、利用料の半額を割り引く。また、テレワークスペース提供店舗に対して、利用料の決済ごとに発生する手数料（利用料の20％）を無料にする。
本実証実験において、NTT Comは、利用者およびテレワークスペース提供店舗の募集、Dropinの提供、感染症防止措置の依頼、実験データの集計および実験結果の取りまとめを担当。鎌倉市は、住民への本協定に関する周知、啓発のほか、テレワークの普及を目指す鎌倉市内の研究会などへの情報発信、本実験に必要な行政手続を担当する。
