NTTドコモは6月2日、ニューノーマルに求められるサービスを創出する取り組みの一環として、マンションやシェアオフィスなどに、食料品や日用品の無人販売を実現するスマートスタンドとリモート運営システム(以下:本システム)を開発したと発表した。
同社では、ショーケース型の冷蔵庫にスマートロック/センシング/映像監視などを行なう専用デバイスを取り付けたスマートスタンドを開発。
スマートスタンドをマンションのエントランスなどに設置することで、居住施設の外へ出ることなく、また対面することなく商品を購入することができる。
本システムの利用者は、専用のアプリを通じて商品を購入した後、QRコードを用いてスマートスタンドのロックを解錠することで商品の受け取りが可能。
スマートスタンドでは食料品や日用品など、幅広い商品を取り扱えるほか、専用アプリのチャット機能を通じて、置いてほしい商品をリクエストすることで、スマートスタンドの利用者に最適化された品揃えが可能となるという。
加えて、商品の価格はダイナミックプライシングを適用し、賞味期限が近い商品の廃棄ロスを削減することが可能。
なお本システムは7月以降、実証実験として東京都内の一部施設で運用される予定。