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自宅通信環境を改善したい人にオススメのWi-Fiルーター

5GHzだけでなく2.4GHzもWi-Fi 6に対応した4×4アンテナを搭載「Aterm WX3600HP」を速攻レビュー、結果は爆速!

2021年05月27日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

提供: NECプラットフォームズ

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 さて、今回紹介する「Aterm WX3600HP」は、4×4アンテナを搭載し8ストリームまで対応。5GHz帯で最大2402Mbpsの通信速度を実現する。1万6500円というミドルクラスの価格帯だと2×2という製品も多いなか、余裕のある構成のため、同時に通信できる台数も多くなり、通信速度の低下が抑えられる。

 また、4×4アンテナ搭載でも製品によっては2.4GHz帯はWi-Fi 5のままの場合も多い。その点、本製品は2.4GHz帯もWi-Fi 6に対応。最大1147Mbpsの通信が可能になっている。

 アンテナは内蔵タイプだが、従来モデルよりさらに感度を高めた「ワイドレンジアンテナPLUS」を採用。とくにスマホでの通信に最適化されていて、従来だとスマホの持つ向きによって通信性能にバラツキがあったのが、本製品では向きに関わらず安定した通信ができるようになっている。

アンテナ内蔵で外観がスッキリしているので、リビングにも溶け込み棚などにもスッキリ設置できる。サイズは約51.5(W)×215(D)×200(H)mmと薄型で比較的コンパクトだ

付属のスタンドは、縦置き時のほか、壁付け設置のときにも利用できる。回線近くに棚などがなくても壁付けで設置できるのはありがたい

ACアダプターはメガネ電源ケーブルでコンセントへ接続。コンセントの口を邪魔しない

 搭載されているCPUはデュアルコアを採用し、複数の通信が発生しても負荷を分散。QoSにも対応しているので、一時的に優先する端末を指定することで、Web会議の重要なときに通信低下が起こらないようにすることもできる。

 Wi-Fiルーターは設定が面倒というイメージを持つ人もいるかもしれないが、本製品は「クイック設定WEB」から簡単に設定ができるのも特長だ。

QoSの設定は、ブラウザーから「aterm.me」(クイック設定WEB)へアクセスし、ルーターの設定画面へ。「端末情報設定」では、優先度を指定することで、どれを優先的に通信するか否かを指定できる。初期設定ではいずれも「中」だ。

 もちろん、IPv6通信にも対応。対応プロバイダーであれば、従来のPPPoE通信よりも快適に通信が可能となるだけでなく、ルーターを接続するだけで自動的に判断して通信設定してくれるので、まどろっこしい設定が不要なのも利点だ。

 さらにWANポートは2.5Gbpsポートを採用。最近は、1Gbpsオーバーの通信を提供する事業者も増えてきており、より高速通信環境を活かせるようになる。また、事業者が1Gbps回線なら、設定でLANポートとして切り替えれば、NASなど高速でやり取りしたい機器を接続することで、LAN環境を快適にすることもできる。

WANポートは2.5Gbps対応。LANポートは1Gbpsだが4つ備えている

 もちろん、Wi-Fiの通信は最新のセキュリティWPA3対応。接続する端末も対応している必要はあるが、従来より強固なので自宅での通信漏洩に心配な人でも安心して利用できる環境を構築できる。

 もう1つ、今夏バージョンアップにて対応予定の「Aterm ホームネットワークリンク」無料アプリをスマホへインストールすることで、外出先から設定が行なえるようになる。たとえば、テレワークからオフィスワークへ移行したとき、自宅でトラブルが発生しても、外出先から接続子機の状態の確認やルーターの確認・設定が可能になる。ハイブリッドワーカーにも心強いルーターなのだ。

「Aterm ホームネットワークリンク」アプリの開発中画面。接続中、未接続の子機が一覧表示できる

各子機の状況も確認可能

ルーターの現在の設定が確認できる

必要に応じて設定変更や再起動も可能だ

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