使うほどに手に馴染む! 洗練されたファブリックカバーのエイジングも楽しめる<Lenovo Yoga 650>
ペン操作にも対応し、使い勝手良好
ディスプレイは13.3型のフルHD IPS液晶パネルが採用されている。グレアパネルのため映り込みはそれなりにあるが、その分黒の締まったメリハリのある表示で写真や動画を楽しむことが可能だ。ノートPCの内蔵ディスプレイとしては色域が広めなのも評価できる部分。製品仕様書を確認するとNTSC比が72%となっており、一般的なコンピュータの色空間であるsRGBとほぼ同じ色域を持っているようだ(sRGBはNTSC比約72%)。試しにsRGBカバー率100%の手持ちの外付けディスプレイと比較してみたが、色再現性は高く、色域の狭いディスプレイだとくすんだ感じに見える原色の赤や緑なども本来の鮮やかさで表示された。
視野角も広く、斜めから見ても色味や明るさの変化は少ない。輝度は300nitあり、日中の屋外でも画面は見やすい方だ。階調表現力も高く、高画質化が進む最近のノートPCのディスプレイの中でも高品位な方だと言える。
このディスプレイは10点マルチタッチに対応しており、画面上に指で直接触れて操作することもできる。またペン操作もサポートしており、製品には標準で4096段階の筆圧感知に対応したスタイラスペン「Lenovo Digital Pen」が付属している。対応アプリなら力の入れ具合で線の太さや濃さを描き分けられるため、手書きメモはもちろんだが、スケッチやフォトレタッチなどのクリエイティブ用途にも役立てることができる。
キーボードは、下部がゆるくカーブしたレノボ特有のキートップを採用しており、目的のキーを押さえやすいのが特徴。キーピッチは実測で約19mmあり、キーストロークも十分あるためタイピングはかなりしやすい。打鍵音も小さく、静かな場所での文書作成も快適に行うことができた。ちなみにキーボードにはバックライトも内蔵されており、薄暗い場所でもキーの判別がしやすくなっている。
タッチパッドはクリックボタンが一体になったタイプ。スペースが広くとられていることもあって、細かいカーソル操作やジェスチャーがしやすく感じた。ちなみにパームレストの右側には指紋認証センサーも搭載されている。あらかじめ指紋を登録しておけば、指でタッチするだけでログインできて便利だ。
インターフェイスは、本体左側面にUSB 3.0 Type-C、USB 3.0 Type-A、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャックが、本体右側面にUSB 3.0 Type-C、USB 3.0 Type-Aが1基ずつ搭載されている。そのうち左側面のUSB 3.0 Type-CポートはPower DeliveryとDisplayPort出力、DC-in機能に対応しており、電源ケーブルもこちらのポートに挿すようになっている。また右側面のUSB 3.0 Type-CポートはDisplayPort出力に対応する。
通信機能は、高速で遅延が少ないWi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)とBluetooth 5.0に対応。このほか、ディスプレイの上部には720pで撮影可能な物理シャッター付きのWebカメラも内蔵されている。
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