2021年4月13日、ソニーネットワークコミュニケーションズは企業向けに、食事や運動、美容、睡眠などのヘルスケア領域において、効率的なサービス開発や立ち上げを支援するヘルスケアサービス プラットフォーム「X.SINCE(エクスシンス)」の提供を開始した。X.SINCEは食事解析サービスや肌解析サービスなどの同社独自の機能を提供し、他社のサービスやアプリの開発を支援する。
同社は、これまで食事画像解析サービス「カロリーチェックAPI」、肌解析サービス「Beauty Explorer」、パーソナルヘルスプロモーションサービス「FAIT」などを提供してきた。その実績やノウハウを活かし、これらの独自技術やアセットを統合的なプラットフォームで提供するというわけだ。
特に、食事画像解析サービス「カロリーチェックAPI」の画像解析機能に関しては、PC・スマホユーザーで合計540万人以上が始めた食事ログの定番アプリ「あすけん」でも利用されており、すでに定評がある。X.SINCEを使えば、同じようなサービスやアプリを比較的短期間で開発することもできそうだ。
なお、X.SINCEではアプリやサービスのデザインのテンプレートも選択でき、狙いに応じたカスタマイズもできる。その企業が保有する独自のコンテンツと連携させたりなど、技術提供のみならず、コンセプトに寄り添う提案にも力を入れていくという。
コロナ禍が長く続き、心身ともに疲弊している人が増えており、ヘルスケアサービスやアプリの需要も高まっている。X.SINCEはそんなサービスやアプリの開発を加速させることを目的としている。健康不安に出口の見えない今だからこそ、生活習慣改善に安定的に取り組める次世代のヘルスケアサービスやアプリの登場に期待したい。