セイコーエプソンは3月26日、長野県公営水力を活用した信州産のCO2フリー電力「信州Greenでんき」活用を拡大し、4月1日より一部の販売拠点などの賃借物件を除く長野県内全ての拠点の使用電力を100%再生可能エネルギーに置き換えると発表した。
同社は2020年4月より、中部電力ミライズを通じて信州Greenでんきの活用を開始し、これまで本社(諏訪市)とプリンターの主要開発拠点である広丘事業所(塩尻市)、ウオッチの開発・生産拠点である塩尻事業所(塩尻市)の3拠点で使用してる。
今回、この3拠点以外のグループ会社を含む長野県内拠点への利用拡大目途が立ったことから、長野県内全13拠点の100%再生可能エネルギー化が実現した。これは3月16日に発表した「2023年にエプソングループの全使用電力を100%再生可能エネルギー化」という目標に向けた、進展の1つという。
電源を長野県産の再生可能エネルギーに特定して調達することにより、自社のCO2排出量を削減できるだけでなく、県内の再生可能エネルギー電源拡大に向けた活動を支援し、供給率向上に貢献していくとのこと。