デカいは正義だ! よく冷えるGIGABYTEのGeForce RTX 3060
8Kソースの動画編集も可能
AORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12Gは、ビデオメモリーを12GB搭載していることから、動画編集ソフトのDaVinci Resolve用に購入を検討する人もいるだろうということで、動画のデコード速度を計測するBlackmagic RAW Speed Testも実行した。
「Will It Work?」の項目に緑色のチェックがついていれば、その条件で編集可能というわけだ。12:1、8:1、5:1、3:1という数字は動画の圧縮率(ビットレート)で、12:1が一番圧縮されておりファイルサイズが小さい。
「How Fast?」は、1秒間にデコードできるフレーム数で、CPUの項目がCPUで処理した場合、CUDAの項目がビデオカードで処理した場合のフレームレートだ。したがって、ここではCUDAの項目のみをチェックすればいい。
結果は以下の通りで、8K解像度(圧縮率12:1)におけるフレームレートで比較すると、RTX 3060はRTX 2060から約27%アップ、GTX 1660から約65%アップとなった。このことから、AORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12Gは、ゲームだけでなく8Kソースの動画編集でも十分に活用できることがわかった。
ちなみに、ゲーム向けのGame Readyドライバー(GRD)とクリエイティブ向けのStudioドライバー(SD)の両方でBlackmagic RAW Speed Testを計測してみたが、スコア差は2~3fpsだった。
ドライバーはどちらでもいいような印象だが、SDは気がつくと妙に最適化が進んでいることもあり、入手時点とは異なる傾向である可能性もある。
AORUSらしい堅実な作りのGeForce RTX 3060
とくに長時間のゲームプレイに向く
AORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12Gは、巨大なクーラーにまず目が行くが、高負荷時でも温度上昇が軽微で長時間のゲーム向きだ。熱による物理的なダメージの少なさに加えて、部材の寿命も長く維持しやすい。また騒音も軽微であり、フルHDでのゲーミングであればAORUS GeForce RTX 3060 ELITE 12Gは強くオススメできる。