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京都光華女子大学、MR遠隔会議システム「WHITEROOM」活用で遠隔看護技術演習の実証実験

2021年03月24日 20時00分更新

文● ASCII

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 京都光華女子大学と南国アールスタジオは3月24日、南国アールスタジオが展開するMixed Reality遠隔会議システム「WHITEROOM」を活用し、自宅と大学の両方から参加できる、次世代の看護技術修得を目指したオンライン演習の実証実験を開始した。

 WHITEROOMは、コラボラティブコンピューティングを実現のためのMixed Reality技術を活用した遠隔会議システム。ネットワーク環境があればどんな場所からもアバターとして会議に参加でき、3Dモデル、オフィスドキュメント、PDF、画像、動画などを共有しコミュニケーションできる。

 今回の実験は、学内の実習室をメイン会場とし、Microsoft HoloLens 2をはじめ、スマホやタブレットなど様々なデバイスを使用して、実習室や自宅などからWHITEROOM上の空間に参加して、静脈血採血に関する実技演習をした。

 採血で使用する物品を3Dで提示し、学生が動かすことで自宅にいながら実際の実技をイメージして主体的に学習が可能になった。また、3Dの腕の解剖模型を用いて注射器との位置関係を学ぶことでリアルの世界では見えない血管、神経の走行を直感的に理解でき、より実際の場面に沿った議論が行なえた。

 議論した内容は、WHITEROOMが自動でテキスト化して保存され、振り返りの際にどのような議論がされたのかを全員で共有できた。

 加えて、WHITEROOMで実現できるコラボラティブコンピューティングにより、遠隔参加者を対面に近い状態で感じられ、通常のテレビ会議に比べて生徒同士が積極的に議論し、発話の場が活性化されることが確認された。

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