STマイクロエレクトロニクスは3月23日、マルチプロトコル対応のデュアルコア搭載32bitマイクロコントローラーSTM32WBシリーズに、「STM32WB15」および「STM32WB10バリュー・ライン」を追加したと発表した。
メインアプリケーション用のArm Cortex-M4とBluetooth 5.2コネクティビティ用のCortex-M0+を搭載。また、102dBmのリンクバジェットにより、長距離通信を実現すると共に、内蔵バラン回路により基板面積と部材コストの削減に貢献する。
さらに、無線接続を維持したまま使用できる超低消費電力モード、およびペリフェラルやメモリーを搭載しているため、ウェアラブル機器やビーコン、ファクトリーオートメーション機器など、消費電力やコストが重視される組込みアプリケーションに適しているとのこと。
両製品ともに、標準化された無線プロトコルスタックを含むソフトウェア開発キットが提供されており、独自プロトコルにも対応可能。現在量産中で、ピン配置互換性のあるQFN48パッケージで提供される。参考価格は、およそ1.3986ドル(大量購入時)。