次回予告は人気Vtuber笹木咲さん！WEBアニメ『パワフルプロ野球パワフル高校編』先行上映会レポート

2021年03月18日 10時00分更新

文● 佐藤ポン　編集●ASCII

　コナミデジタルエンタテインメントは、3月17日に人気ゲームシリーズ「パワフルプロ野球」のショートアニメ「パワフルプロ野球パワフル高校編」の報道機関向け先行上映回を開催した。

　このアニメは各話約10分程度のショートアニメで、全4話で構成される。配信プラットフォームはYouTubeのKONAMI公式チャンネルで、配信日は3月20日（土） 19時だ。

　先行上映回で披露されたのは、第1話「掴め！二人の夢」と第2話「ライバル！木場嵐士」。アニメ「パワフルプロ野球パワフル高校編」は「パワプロ」のアプリ版から派生した映像コンテンツだが、往年のパワプロファンや野球ファンにも楽しめる内容だった。物語は主人公“パワプロ”が、相棒の“星井スバル”と共に甲子園を目指すストーリー。約10分のショートアニメなので、とてもテンポがよく見られるスポ根モノのアニメだ。

　気になる声優陣は、主人公パワプロ役は白石涼子さん、相棒の星井スバル役は逢坂良太さん、矢部明雄役は大谷育江さんが担当。また、ライバル校の木場嵐士役・小野友樹さん、才賀侑人役・日野聡さんが務める。

パワプロファンのみならず
野球ファンにも見てほしいアニメ

　上映会の後に開かれた質疑応答のコーナーで、監督を努めた渡邉徹明監督は、「キャラクターの頭身が低いので、背景との対比感が難しかった」と本作ならではの苦労を語った。パワプロ君をはじめ、この作品の登場人物はゲームと同じように、脚がなく手が丸い。さらに顔にはクチがない。そのため、誰がしゃべっているかを視聴者にわからせるよう、演出に工夫をしながら制作したそうだ。

　さらに「パワプロ」シリーズをプレイしてきた渡邉監督は、「第3、4話は、往年のファンがニヤリとするネタを仕掛けているつもり。キャラや試合の描写など、アニメだけど野球ファンが見ても耐えられる内容にした」とコメント。具体的には投球や変化球のエフェクトなどは、ゲームと同じ演出が使われているそうだ。さらに渡邉監督はコナミから提供された資料だけでなく、自身も都内の球場などを取材し、アニメ制作の参考にしたそうだ。

次回予告は“にじさんじ”所属の
人気Vtuber・笹木咲さんを起用

　アニメ「パワフルプロ野球パワフル高校編」は本編だけでなく、次回予告も見どころのひとつ。なんと“にじさんじ”所属の人気Vtuber笹木咲さんが登場し、次回予告をしてくれる。

　この仕掛けについてアシスタントプロデューサーを務めた林さんは、「2021年1～2月に“にじさんじ”とコラボをした縁があったので、今回は笹木咲さんに次回予告をお願いした」と経緯を説明。林さんは「にじさんじのファンと我々のファン層はとても近く、相乗効果があるのではないかと思っている」と分析した。

主題歌はオーイシマサヨシさんが担当

　本作の主題歌は、「ようこそジャパリパークへ」（けものフレンズ）や「君じゃなきゃダメみたい」（月刊少女野崎くん）など、数々のアニソンを世に送り出してきた大人気シンガーソングライターのオーイシマサヨシさんが担当。曲名は「パワフルバディ」だ。楽曲についてPR担当の白石さんは、「歌詞にパワプロの特殊能力の文言を入れてくれたり、世界観を上手に表現していただけた」と絶賛した。

　会見の最後に渡邉監督は、「私自身もひとりのプレイヤーなので、パワプロを世間に広める力になりたいと思って取り組ませてもらった。アニメはアプリの世界と若干異なるけど、どの世代のパワプロプレイヤーが見ても安心して楽しめるような映像作品になっているのでお楽しみに」とコメントした。