インテル第11世代CoreでハイエンドゲーミングPCを自作する際の最適解
Core i9-11900Kでも余裕のOCが可能な最高の性能と至高の冷却を兼ね備えたゲーミングマザーボードMSI「MEG Z590 ACE」
MSIから手元に届いたのは巨大な箱だった。「Intel Z590マザーボード」と聞いていた筆者は目を疑った。機材取り違えの確認までしたほどだ。どうやらこれは「評価キット」。製品だけでなく、それを動作させるために必要なパーツをいくつかセットとしたものだ。評価キットは、基本的に未発売製品のレビュー用だ。それでは開封の儀を執り行ないたい。
化粧箱には「intel×msi」の帯
外箱を開け中に入っていたのは「intel×msi」の帯が付いた化粧箱。勘のよい方ならお気付きだろう。Intelはまもなく第11世代Coreをリリースする。そしてそれが登場したとき、Intel Z590チップセット搭載マザーボードが真価を発揮するのだ。
化粧箱内には題のMSIのマザーボード「MEG Z590 ACE」、MSIの簡易水冷キット「MPG CORELIQUID K360」、そして小さな区画には金色のMSIドラゴンエンブレムの小箱。小箱を開けるといわゆるバルク版のIntel「Core i9-11900K」が収められていた。
第11世代Core、Intel Core i9-11900Kを観察
ではCore i9-11900Kを見てみよう。とはいえバルク版なので隠すところはない。パッケージ情報が得られないのは少々残念だ。そこでマーキングを見てみよう。
刻印の一段目はIntel Core i9のロゴ。そしてその下には「i9-11900K」と記載されている。「SRKND」はスペックコード。製品仕様を表わすもので、その横にある「3.50GHz」が定格クロックを意味している。最後の段はバッチナンバー(FPO)。V051F855とあるが、評価サンプルだけに製品版と同じかどうかは分からない。
続いて裏面。ソケット形状は、Intel Z590マザーボードがそうであるように、引き続き第10世代Coreと同じLGA1200を採用している。
Intelのメインストリーム向けプロセッサでは、Core i9が最上位グレードだ。そして型番末尾に「K」が付くアンロックモデルがもっともコア数が多くクロックが高い。Core i9-11900Kは第11世代Coreのフラグシップということになる。本来のパッケージ版であればせめてキャッシュ容量程度の情報は得られるのだが、何もないバルク版で読み取れるのはこの程度だ。そこで、評価キット側から読み取れる仕様も添えておこう。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
sponsored
この機能、性能なのに価格はアッパーミドル帯。価格/性能比は抜群のマザーボード「Z490 UNIFY」 -
sponsored
Ryzen 9 5950Xを使ってハイエンドマザーボード「MEG X570 UNIFY」の性能をチェック -
sponsored
「大人向け!?」の漆黒マザーボード MSI「MEG B550 UNIFY」 -
sponsored
次世代インターフェースをフル装備したスペックは長期にわたって使い続けられる安心感「MPG Z590 GAMING CARBON WIFI」 -
デジタル
MSI初の360度回転液晶を採用したノートPC、タッチ&スタイラスに対応する「Summit E13 Flip Evo」 -
sponsored
Core i9-11900Kのベンチマークテストでわかった、MEG Z590 ACEはさすがハイエンドモデルと呼ぶべき確かな設計 -
sponsored
自作PCのパーツはコストを抑えたい、でも安定・高性能なマザーボードが欲しい。相反するニーズの落としどころがMAG Z590 TORPEDOだ -
PCパーツ
MSI、インテル第11世代CPUに対応したコンパクトなマザーボード「B560M-A PRO」を発売 -
sponsored
ゲーミングPCの自作コストを抑えつつも長く付き合えるマザーボードをお探しならMAG B560M MORTAR WIFIはよい選択 -
デジタル
MSI、強力な電源を備えるハイエンドマザーボード「MEG Z590 UNIFY」、Mini-ITX「MPG B560I GAMING EDGE WIFI」発売 -
sponsored
コスパ重視モデルとは思えない次世代インターフェースや巨大ヒートシンク搭載のマザーボードMSI「MAG Z590 TOMAHAWK WIFI」