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スマホなら60回近くも充電できる

自宅で使える強力な防災ツール。大容量&高出力ポータブル電源「Anker PowerHouse II 800」を試す

2021年03月11日 17時00分更新

文● 貝塚/ASCII

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防災グッズの役割も果たせて
「電気の使い方の幅」も広げる製品

 21万6000mAhという容量を持つ「Anker PowerHouse II 800」は、万一にそなえる防災用品としてや、アウトドアでも家庭に近い電源の環境を実現するツールとしては、当然オススメできる製品だ。

 この大容量バッテリーを持ち運べるサイズに仕上げていることと、さまざまな充電/給電方式を持つことで、防災用品、アウトドア用品としてだけでなく、ふだんもいろいろな用途に使ってみたくなる面白味を持った製品になっていると感じた。

 これが、大容量のバッテリーが収められただけの、ただの無骨な箱であれば、そうは思わない気がする。大容量のバッテリーを搭載しつつ、その機能を、誰にでも簡単に使え、親しみやすい外観デザインとUIに落とし込んでいることが、「Anker PowerHouse II 800」の魅力だ。

 また数日触ってみた限り、特にデジタル機器に詳しくない人でも困らずに扱えるくらい、UIがシンプルだと感じた。2011年の東日本大震災の際には、東京電力管内で「計画停電」が実施されたが、当時、この製品があったら、不自由な思いをしないで済んだ家庭も多かったのかもしれないと思った。

 本製品の直販価格は7万4800円。記事で紹介したような使い方もできるし、いざという時には、家族を守るライフラインを維持するためのツールになると考えると、「家に一台」レベルで買いたい製品だと思った。

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