プロキッズは2月24日、兵庫県姫路市と連携し、農業ロボット「ファームボット」を利用した授業の模様を国内で初めて公開した。
子供向けSTEAM(21世紀型スキルを育成するための教育手法)プログラミング教育を行うプロキッズは、農福連携×農業版STEAM教育として書写養護学校に設置したファームボットを利用して、計4回の授業を実施した。ファームボットは種まき・水やり・雑草の除去などを自動で行なうことができるコンピュータ制御の精密農業ロボット。
授業は同社のオンラインプログラミングスクールのノウハウを活かし、生徒と講師、どちらの側も完全リモートで実施され、さらに学習進度の把握のために「Code Land」という教材プラットフォーム上での教材閲覧環境が整えられた中、始められた。
授業当日は学校の中庭に設置されたファームボットのアームを中学部の生徒たちが教室から遠隔操作し、水やりの操作方法を学んだ。週末に備えての水やりの自動設定、根腐れしないように土壌の水分をセンサーで計測する方法など農業の負担軽減の可能性を肌で感じられたと同社は語る。
同社は今後も農業版STEAM教育を通じ、ITを活用したスマート農業の実現を目指すことができるアグリテック(農業の課題を最新テクノロジーで解決する取り組み)人材を育成し、未来に貢献していきたいとコメントした。