IIJは、個人向けモバイルサービス「IIJmio」において、新プラン「IIJmioモバイルサービス ギガプラン」(以下、ギガプラン)の提供を4月1日から開始する。
「ギガプラン」では音声SIMの料金を大幅に値下げする。2GBプランで月780円(以下、すべて税抜き)、4GBプランで月980円、8GBプランで月1380円、15GBプランで月1680円、20GBプランで月1880円と設定。さらにデータ通信のみのeSIMプランも用意され、8GBプランで月1000円などとなっている。
今回の「ギガプラン」では、ドコモ網の「タイプD」、au網の「タイプA」の両方から選ぶことができ(データ専用SIMとeSIMはタイプDのみ)、5Gオプションも無料で利用可能(音声SIM、データ専用SIMのみ)。また、通信量を使い切った後の通信速度も最大300kbpsと高速化されているほか(高速/低速の切り替え可)、通信量の追加は1GBあたり200円と安価になり、6月以降の提供予定。また、同じく6月以降に家族間での通信量のシェア、通信量のプレゼントが可能になる予定。
音声通話については、通話定額オプション「みおふぉんダイヤル」が引き続き提供される(1回10分まで月830円、1回3分まで月600円)。
既存のミニマムスタートプラン、ライトスタートプラン、ファミリーシェアプラン、ケータイプランの利用者は、3月1日から先行エントリーキャンペーンを実施。エントリー後に4月1日以降に申し込みをすると(システムの都合上、5月1日から適用)、2000円分のギフト券がプレゼントされる。
3大キャリアの新料金プランのみならず、他の格安SIMと比較しても安価な価格設定されているのに注目が集まるが、どうして可能だったかと質疑応答で問われ、「MNOからの接続料の提示を待ちたかったが、それを待っていると競争環境上、遅すぎると判断した」(MVNO事業部コンシューマーサービス部長 亀井正浩氏)として、想定される接続料の低減を盛り込んだうえでのチャレンジングな料金設定と説明した。