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自治体の避難所開設判断を支援する「避難支援機能」、ウェザーニューズ

2021年02月18日 20時00分更新

文● ASCII

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 ウェザーニューズは2月18日、参画するAI防災協議会において、「防災チャットボット『SOCDA(ソクダ)』」の「避難支援機能」を開発した。また、本機能の有用性を検証するため、神奈川県にて全国で初めて「避難支援機能」の実証実験を開始すると発表した。

 防災チャットボットは、AIチャットボットがLINEを通して自律的に被災者とコミュニケーションを取り、対話の中から避難場所、不足物資、被災状況などの災害関連情報を自動で抽出・集約し、被災者に必要な情報を自動で提供するシステム。

 避難支援機能には、住民向けと災害対応を担う自治体向けがある。住民向けは、ユーザー属性(現在地、生活場所、災害時予定避難先、避難予定の警戒レベル等)を設定することで、自分の状況にあわせた避難情報を受け取ることが出来る。

 また、災害対応を担う自治体向けは、どのような属性・状況下の住民が、どの避難先に逃げるのかを、事前に、かつ状況に合わせてリアルタイムに把握できる。そのため避難していない危険なエリアの住民に対する呼びかけや、混雑が予想される指定避難所の周辺の臨時避難所の開設などの即時対応に活かすことができるという。

 2月26日に神奈川県で全国で初めて、「避難支援機能」を実装した「防災チャットボット」の実証実験を開始し実証訓練を実施する。

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